事必帰正
郭錠煥(カクチョンファン)先生
世界摂理の中心で
米国で初めての公式活動として、在米韓国人宣教会を務めながらお父様のみ言葉にしたがって、世界の食口たちの教育伝道のための原理講義案などの資料を作成し、原理修練会と原理試験制度の体系を作り、教育に努めました。
天が私を立てて使いたくても、私の拙い英語では言葉に限界があるため、いつも私の心は重かったのです。通訳を使っていましたが、勇気を出して、足りなかったとしても直接話さなければと決心しました。絵を描いたり、身振り手振りしながら信仰指導をしたことが、英語説教の始まりでした。
そして全世界的に日増しに増えていく宣教師基盤との円滑なコミュニケーションのために立てられた世界宣教本部の本部長の責任を、1977年7月5日に任されました。
私たちの初期の宣教は、一つの国に、原則的に日本、米国、ドイツ出身の宣教師が共同生活をしながら活動するのが特徴でした。貴く美しい伝統でしょう。どんな宗教団体でも、このような宣教歴史はありません。
過去に互いに敵対関係にあった国の人たちが、任地で初めて会って寝食を共にし、開拓伝道をしながら、原理が教える理想実体となるための訓練の過程を経ました。特定の国では、宣教師たちが追放されたり、投獄されたり、殉教したりしました。一部のイスラム圏と共産圏の国では長い期間、生命をかけて地下宣教をしてきました。そのように苦労する宣教師を慰め、励ますことが私の重要な任務でした。
次第に、より多くの国際機関を統括しながら、毎年、地球を10周以上回って忙しく往来しました。訪問国は150以上に上りました。それぞれの国の大統領をはじめとする各界指導者たちに会い、神様のみ旨を証しました。一日の間に昼と夜が変わり、季節が変わる巡回日程の中でも、現地食口と一緒にどんな食べ物も選り好みせずよく食べ、どんな場所でもよく眠り、健康に過ごすことができるように守ってくださった神様に感謝しました。