顕進様を支持する有志の会
事必帰正
郭錠煥(カクチョンファン)先生

40年冷戦時代の終結

1987年、米国FBIがお父様に一つの文書を送ってきました。ソ連KGBと北朝鮮が工作して、日本赤軍派の行動隊員25人が実行した「文牧師暗殺の試みがあった」という内容でした。 いわゆる菊村事件です。 1985年にスイスのジュネーヴで開かれた、第2回世界平和教授アカデミー国際会議のテーマを「ソ連帝国の崩壊」としたことで、刺激を受けた国際共産主義者の報復テロが、その実行段階で発覚したのです。 1966年から行ってきた全国的な反共啓蒙活動を1次元高め、1968年に国際勝共連合を創設したお父様は、その後、全世界で共産主義思想とその体制の矛盾を一つひとつ明らかにするなど、世界的な運動を展開してこられました。 1975年にベトナムから米軍が撤退して共産主義の勢力が急速に膨張し、全世界の国々の38%が共産化された1970年代後半にも、お父様は「共産主義は70年を越えることができない」と、早くから共産主義の終焉を公然と予言されました。 1984年3月当時、ダンベリーで服役されていたお父様は急な指示をされました。翌年、スイスのジュネーヴで第2回世界平和教授アカデミー世界大会の議長として決まっていたシカゴ大学教授モートン・カプラン(MortonA.Kaplan)博士に会って、大会のテーマをソ連帝国の崩壊と関連付けるようにしてみなさいというみ言葉でした。モートン・カプラン博士は、「冷戦(ColdWar)」という用語を初めてつくった張本人で、「デタント(détante、緊張緩和)によって東西両陣営が共存しなければならない」という理論を支持する国際政治学界の巨匠でした。「ソ連帝国の崩壊」というテーマは、ソ連に大きな刺激を与えるだけでなく、事実上、彼が主張してきた政治学理論とも背反する内容に近かったのです。1980年代に東欧諸国の経済危機がひどかったとはいえ、共産圏全体に及ぼすソ連の力は、実に強大だった時代でした。当時、ソ連帝国の崩壊理論を掲げる学者はだだの1人もいませんでした。 お父様の意向を聞いたカプラン教授は、やはり呆れた様子で猛反発しました。 「とんでもありません。ソ連の滅亡?笑い者になるだけですよ」 しかし、このまま引き下がることはできませんでした。 「真剣に一度考えてみましょう。文総裁がそう言われる時には、それだけの問題があるからではないでしょうか」 「何の問題でしょうか」 「ソ連共産体制の基本理念である、弁証法的唯物論と唯物史観のことです」 「……はい?」 私は、自分が持っている能力を尽くして、最大限、説得を試みようと論理を展開しました。 「唯物論は反真理です。物質を根本として定める物本や、人間を根本として定める人本が真理ではないのと同じです。絶対価値は神を中心とした神本からのみ出てくるのです。そして共産党宣言と唯物史観は徹底した偽りに過ぎません。これは私の個人的または感情的な判断ではありません。『全ての人が能力に応じて働き、必要なだけ分配される』という共産党宣言文の理想社会自体が虚構的論理であり、反真理なのです」 このような根源的な問題と共に、当時のソ連が抱えている現実的な危機状況を指摘しました。バランスを失った外交政策、後退する農業政策、アフリカ諸国に対する無理な共産化戦略、ソ連と衛星国家間の不安定な結束、多民族一体理想と現実との間の問題など、それらは私の作り話ではありませんでした。厳然とした事実だったのです。 「今日の現実を見てください。この不平等な世界が資源と物質の貧困によるものでしょうか。そうではありません。共に生きる隣人に配慮する心のない良心の貧困、欲望を調節できない貪欲と過剰、神様の下に全ての人間が皮膚の色と宗教と国家を超越して、一つの兄弟だということを悟ることができない偏見と無知が問題なのです。そのため、数多くの人たちが不平等と不幸に苦しんでいるのです。物質がどんなに豊かでも、それを分け与えることができる心がなければ、結局は不平等な社会になってしまうのです。唯物思想では、分け与えることによって喜びを感じる人間の心を説明することはできません。人間は、法律・制度的な基本権の源泉となる天賦人権を、絶対価値として認識しなければなりません。『共産党宣言』が主張する目標は、彼らの思想と実践では絶対に成すことはできません。私たち全てが念願する共生・共栄・共義の世界は、人類が一兄弟であるという内的覚醒に基づいてのみ、成すことができるのです」 やがて、カプラン教授の心は少しずつ動き始めました。 「よく分かりました。間違った内容ではありません。しかし、崩壊という極端な表現を使っていいものか分かりません。刑務所におられる文総裁と直接、面談してみたいと思います」
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