顕進様を支持する有志の会
事必帰正
郭錠煥(カクチョンファン)先生

家庭平和協会創設大会 - 基調演説 (2017年)

(スピリチュアルな覚醒の必要性) …先進国世界の物質主義的・世俗的文化では度々、自己犠牲や自制、持続的な人間関係よりも、即時的満足を重要視します。また、ソーシャルメディアとインターネット上の非人間的仮想世界の出現により、利己的で極端な個人主義へ向かう憂慮すべき傾向が表れています。人との交流や深い内省を減少させるという理由から、多くの人々はこのようなテクノロジーの発展による社会的効果を憂慮し、こうした傾向が長期的にもたらす影響について懸念しています。そして何より深刻な事は、テクノロジーが世界の全ての問題を解決できるという共通認識が広がりながら、人間のスピリチュアルな意識に基づく人生の根本的な意味と本質を破壊するテクノロジー主導のユートピア理想が拡散されているということです。 しかしこのスピリチュアルな意識こそが、人類に新しい次元の啓発された知性をもたらした人類歴史上の全ての「大覚醒」の基盤であったのです。ユーラシア大陸の「パクス・モンゴリカ」からヨーロッパの宗教改革と啓蒙主義に至るまでに、信教・通商・思想の自由と、個人の功績・才能の重要性という普遍的理想が誕生し、育まれ、発展していきました。 このような理想が、基本的人権と自由を擁護するアメリカ合衆国を誕生させ、西洋を特徴づける理想になったのです。いつの時にも、歴史的意義のある発展を促進したものは、スピリチュアルな真理の追究でありました。 新しいスピリチュアルな意識の不在は、人種、民族、宗教、経済、イデオロギー、党派による重大な社会的亀裂のなかにある最も先進化された国々の社会構造を分裂させる原因となっています。財産、テクノロジー、豊富な商品とサービスは、物質的なニーズを満たすことはできても、真理や意義を求める精神の欲求を満たすことはできないということを、多くの人々が悟り始めています。このニーズを満たそうとすれば、人はその魂を「覚醒させる」しかないのです。 (神中心の家庭の重要性) 家庭は、人間に絶対的に必要な身体的・情緒的・精神的ニーズに応える社会の最も基礎的な構成単位です。したがって家庭が、人生において重要で有意義であるということは普遍的に言えることです。我々が誰として生まれ、どのように育ち、何より重要な、最も深い関係がどのようなものかを定義するのも家庭です。それ故に家庭は自然に、個人、家庭、社会、国家、世界における全ての有意義な変革の出発点になるのです。 神が全ての真理、正義、善の根源であられるため、そうした理想を反映する家庭を築くには、神の臨在と祝福が不可欠です。基本的人権と自由という理想が、人間の制度ではなく創造主に由来するように、人間の完成は、神の目的に一致しているときにのみ可能なのです。真の自由と、人間の本質的な価値は、精神と良心の命令を認識し、それに従って生きるときに、はじめて実現するのです。こうした理想は、まず家庭のなかで育み、体験する必要があり、それから社会、国家、世界へと広げていくことができます。 そのような家庭を通して、人類は啓蒙される機会を得て、平和と共栄の世界の建設に積極的に参加するようになるのです。そうした家庭において、普遍的原理と価値観が実在するようになり、神の真理と正義と善が現れます。このような家庭の変わらない本然の目的は、創設大会の「神中心の家庭に基づく新しいスピリチュアルな意識の創造」というテーマを実体化することを意味しています。 (わが父の使命を継ぐ) 皆様、本日は、私にとって大変意義深い日です。この日は全世界の男女と家庭、伝統宗教、様々な組織から来られた皆様が、共に神中心の家庭を育む決意を表明する、人類史において一時代を画す日です。一方でこの創設大会は、私の父が生涯をかけた仕事を継ぎ、続けていくという私個人の決意を意味しています。 父は、全人類が神中心の家庭を築けるよう導くグローバルな運動を起こすために、世界平和統一家庭連合を創設されました。公のスピーチで、父はよくこう述べていました。「神が人類を創造した究極的な目的はどこにあると思いますか。それは真の愛を中心とした理想家庭の完成を通して喜びを感じることでした。…神様と一つの家族を成し、永遠に喜びを感じて生きる道である…」 父がこのミッションを明確にし、実現しようとしたとき、父が直面した困難を私はこの目で見てきました。父は、全人類が平和と幸福のなかで共に生きる道を見いだせという神の召命に応えることに、全生涯を捧げられました。父の献身は一民族や一宗教のためではなく、全人類のためのものでした。父は一般大衆から誤解されることが多く、利己的な政治意図を持った支持者たちによって利用されることさえありました。それでも父は最後まで、神と人類に対する決意を固く守られました。その父の息子として、父の夢と同じ夢を持つ者として、私はこの夢を成し遂げることを誓います。 1998年に、「世界平和統一家庭連合」の世界副会長に任命されたとき、天と人類の前に、私は約束したのです。「神中心の家庭の形成を通して神の王国を拡大する私の両親の夢を推し進める」と。世界平和統一家庭連合は、父の立てた本来のミッションにそぐわないため、これ以上家庭連合を通して活動することはできませんが、今日家庭平和協会を創設することを通して私はその約束を守っています。 このスピリチュアルな運動は、私の父を生涯突き動かしたビジョン、即ち、人類が One Family Under God(神の下の一家族)として生きる平和理想世界の夢を前進させることでしょう。 (行動の呼びかけ) 今日、我々は歴史の転換点に立っています。今、世界において、人類のスピリチュアルな意識の新たな大覚醒の機が熟しています。しかし同時に、神聖な制度であるべき家庭が、現代文化のなかで作用する様々な破壊的勢力によって我々の目前で弱体化し、社会の絆が崩壊しつつあります。その結果、世俗的なものであれ宗教的なものであれ、人間だけによって作られた制度が、すでに存在していた人類の分裂を深めているのです。 神中心の家庭は、神性を回復し、本然の創造目的に一致しているため、全ての肯定的な人間の発展において中心的役割を果たします。このような家庭がなければ、人類は道徳的判断が出来ず、この時代の難題に立ち向かう確信も持てず、我々の子供たちと孫たちのための明るい未来を建設することもできないことでしょう。人間社会が進む道は、我々がこの真理をどれだけよく理解し、それを行動に移すために、今日どのような選択をするのかによって決まります。 宗教的・人種的・文化的・経済的緊張ゆえに、人類がより分裂を深めている今この時、我々は共通の目的を見いだし、全ての人が神の息子娘として尊重される世界に向けて協力しなければなりません。信仰と良心を持った者として、我々は教理やイデオロギーの違いを乗り越え、世界の偉大な宗教伝統の由緒ある教えに含まれている普遍的原理や共通の価値観を認知しなければなりません。何よりも、我々は共通の創造主へ向かうよう人類のスピリチュアルな意識を啓発し、OneFamilyUnderGod(神の下の一家族)の世界を築くために協力していかなければなりません。一度に一家庭ずつ進めていくのです。 家庭平和協会の公式出帆において、私と手を結んでください。神が喜び住まわれる家庭、神の光と平和が世界中に広がる家庭を立てることによって、平和の時代の到来を告げる努力を共にして行きましょう。 皆様に神の恵みがありますように。ありがとうございました。
家庭平和協会創設の基調講演からもわかるように、顯進様は20年を1日のように、神様の夢を成就したいという不屈の信念で最善を尽くしてこられました。顯進様に対して申し訳ないという思いと共に、感謝の思いでいっぱいです。 今も私の耳元で木霊のように響く言葉があります。お父様が顯進様にお願いされた一言です。「父が果たせなかったことまで果たしてくれ」と語られた遺言のような言葉です。 神様は人類の父であり、師であり、王ですが、いまだに王の役割を果たせず、父の役割を果たせず、師の役割を果たすことができないことを、お父様は一代で神様が喜び安息できる孝子・忠臣・聖人・聖子の家庭、人類の前に手本となることのできる真の家庭を成し、神様の前に捧げることを望まれた基元節を目前にして忽然と聖和されました。基元節を中心として神様に侍ることのできる天一国の勝利の旗を立て、祖国光復の日を約束されたお父様。お父様がそれほどまでに願われた基元節はもちろん、罪の影すら見えない創造本然の世界である第4次アダム圏時代を導いていくことのできる指導者がいるとすれば、果たして誰なのでしょうか。 真のお父様がかつて開かれた第4次アダム圏時代に、真のお父様の遺業を任され、宿命的使命に責任を持つことのできる人は一人しかいません。その方がまさに顯進様です。顯進様は神様と真のお父様と縦的に一致した長子であり、第4次アダム圏時代の中心人物です。 すべての祝福家庭はもちろん、特に、二世、三世をはじめとする将来の世代は、必ず顯進様を中心として侍り、真のお父様の遺業を完成しなければなりません。
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