統一運動に属する兄弟姉妹の皆様、並びに友人の皆様

ご存知かもしれませんが、私は過去数年間にわたり、統一運動(以下「UM」)に対して「公開書簡」を書いてきました。その主な内容は、どのようにして UM における分裂が世界平和統一家庭連合(以下「FFWPU」)の教権指導者層により主導されてきたのかどのように文顯進博士(以下、「顯進会長」)への人格殺人が行われたのか、また、膨大な資金を浪費しながら文顯進博士に対して行われた法的攻撃(3 大陸で約 30 件の裁判)がどのようなものだったかに関する真実についてです。昨年 8 月には、「統一運動がいかにしてアダム的権威の喪失に苦しむことになったのか」と題する公開書簡を書きましたが、その書簡は<https://righttobelieve.org/how-theunification-movement-came-to-suffer-from-the-loss-of-adamic-authority/>[日本語リンク]でご覧いただけます。まだお読みになっていない場合は、ぜひご一読ください。それ以前の書簡も、Right To Believe のウェブサイト<https://righttobelieve.org/statements/>でご覧いただけます。

上記の書簡が投稿されてから約 8 ヶ月後、当時の FFWPU-USA 会長であった後田尚君氏マイク・ミクラー氏にそれに返答するよう指示し、4 月下旬に同氏による返答が会長室から米国の運動全体に公式的に送付されました。皆さんは FFWPU の連絡網を通してそれをご覧になったかもしれません。残念なことにそこでは私の書簡の内容は大きく歪曲されており、彼らはその責めを自ら背負うことになるでしょう。ここではミクラー氏の主張のすべてに答えることで、読者の皆さんの貴重な時間をつぶそうとは思いません。しかし、ここに提示する資料(特に、最近発見された真のお父様ご自身の最後のメッセージを含むビデオ)とその解説が、皆さんが私たちの運動と摂理に関する真理を探求する上で良き参考となることでしょう。(最も重要なビデオはこの書簡の最後にありますので、ぜひご覧ください。)

なぜ 8 ヶ月も前の書簡に対して、今になって FFWPU から正式な返答が出されたのでしょうか?おそらく、特に韓国と東洋の他の地域における顯進会長の多くの業績と勝利(下記参照)により、FFWPU の指導者たちが再び彼に対するキャンペーンの強化を試みざるを得なくなったからでしょう。あるいは、私たちが現在行っている、分裂などに関する全米ツアーの成功(つまり、FFWPU 指導部にとっては脅威)により、何百人もの FFWPU メンバーたちに直接真実がもたらされており、それに対する何らかの対策を講じざるをえなくなったからかもしれません。このツアーを通して、多くのメンバーたちが FFWPU 指導者から聞いたことのない多くのことを知るようになりました。

しかし、ミクラー氏の誹謗中傷的かつ不正確な文章を公式的に発信することで、後田氏は私の公開書簡に対する大いなる関心を巻き起こしてくれました。それに呼応するように、Right To Believe のウェブサイトでも、これらの書簡の読者が急増しています。その点については彼らに感謝しています[ミクラー氏と私は統一神学校(以下「UTS」)で 1 年間を共に過ごしました(1976~77 年)、そして後田氏は私の下で原理研究会(以下「CARP」)時代を共にしました]。 真のお父様は、70 年代、メディアからの否定的攻撃にさらされた時期に、有名な言葉を残しておられます。「彼らができる最悪のことは、私を無視することです。このような露出はすべて、否定的であっても、良いことなのです!」。というわけで、私のメッセージの宣伝に協力
してくれたミクラー氏と後田氏には「ありがとう」と言うしかありません!そして、UM のメンバーの皆さんには、私のツアーが皆さんの近隣で開催される場合は、どうか参加してくださるようにお願いします。

 

資格の欠如

ただ、私は、ミクラー氏と後田氏の霊的な運命が心配なのです。彼らには、第 4 アダムとして摂理の重圧を一身に担っている真の子女である顯進会長を裁く資格があるのでしょうか(実はこの文章を書き始めてから、後田氏が FFWPU-USA の会長職を辞したことが正式に発表されました)。

ミクラー氏は霊的な面における理解が十分でないだけでなく、UM の歴史などを評価する上での「信頼できる情報源(go to source)」と認められる基本的な資格もありません。そのレベルの権威となるには、原典、すなわち真のお父様ご自身のみ言葉(もちろん韓国語です)に触れる能力が必要です。ミクラー氏は韓国語ができないため、そのプロセスを始めることさえできません。彼は日本の歴史グループからの結論に言及していますが、韓国の歴史編纂委員会の一員を務めたことはないため、彼のソースは良くても二次的、通常は三次的なものです。

さらに重要なことは、ミクラー氏は UM の重要な前線指導者を務めたことがないということです。彼が真のお父様との主要な指導者会議に出席している姿を私は見かけたことがありません。[私は何十年もの間、多くの指導的役割を担ってきました。ホームチャーチ運動の北部ロンドン地区ディレクター(1978~79 年)、米国 CARP(南東地域ディレクター、全国副会長、会
長)、米国自由連合(第 6 地域リーダー、全国フィールドディレクター)、天宙平和連合(全国フィールドディレクター)などです]。ミクラー氏は 1977 年に UTS を卒業して、そのまま大学院に進み、その後 UTS に戻ってからここ 40 年ほどは同校で「象牙の塔の講師」を務めています。もちろんその役割はそこで必要とされていたに違いありませんが、その立場は、到底彼にUM について論じる権威を与えるものではありません。UM は、特に真のお父様と顯進様のもとでは、常にダイナミックで最前線のミッションを中心とする運動体だったからです。

 

日本での大失敗の本当の責任は誰にあるのでしょうか?

ミクラー氏は、私が書簡の中で、安倍晋三元首相暗殺の「根本的な原因」は FFWPU であると主張したと述べています。私にはこれは意図的な不明瞭化に見えます。私が明確に主張したのは、根本的な原因は明らかに FFWPU の指導者たちの非原理的な行動であり、彼らが以下のような行動をとることによって FFWPU は天の霊的支援を失うようになったということでした。

1. FFWPU の主要指導者たちは、真のお父様に指示されたとおりに顯進会長を支援するのではなく、彼を直接攻撃することによって、真のアダムの権威と血統を破壊する行動をとった。

2. 日本の FFWPU 指導者たち(これは韓国人の最高指導者と韓国人の地域指導者という意味)は、不正な公的資金調達のやり方と祝福家庭に対する虐待的な扱いを続け、多くの祝福家庭が破産に追い込まれた。

ミクラー氏であろうと誰であろうと、ただ日本に住んでいる祝福家庭と実際話してみさえすれば、何十年にもわたって彼らを最も酷く扱ったのは誰なのか(それはメディアなのかそれとも彼ら自身の指導者たちなのか)について、日本の実情を正しく知ることができるでしょう。そのためには、問題を引き起こした張本人でありながら、その状況に対して何の責任も取らないFFWPU 指導者たちの「公式見解」をそのまま繰り返しても何の意味もありません。日本のメディアが何十年にもわたって統一運動に対する偏向報道を繰り返してきたことは間違いありません。しかし、ここで問題にすべき冷厳な事実は、祝福家庭が FFWPU の悪徳指導者たちによって深刻な虐待を受けていたということです。日本の祝福家庭が犠牲者であることは間違いありませんが、彼らはメディアによる犠牲者ではなく、自らの指導者たちによる犠牲者なのです。日本の FFWPU 指導者たちがそうしたのと同様に、ミクラー氏は日本の祝福家庭の苦しみをただ無視しようとしているのです。そして、メディアを非難することにより、メディアが報道を止め、問題が自然解決することを望んでいるのです。ミクラー氏は、この無責任な説明を裏付けるために、外部の人間であるマッシモ・イントロヴィーニュ博士の言葉を引用しています。しかし、私には、イントロヴィーニュ博士が、日本にいる破産した祝福家庭と直接話す機会があったとは到底思えないのです。善良な人物であり、新興宗教の権利の擁護者である彼は、与えられた限られた情報によって簡単に惑わされる可能性があります。FFWPU の指導者たちがメディアを非難している姿は、「嘘も大きければ大きいほど、繰り返されれば繰り返されるほど、それは真実になる」(スターリンなどの言葉)という言葉を彷彿とさせます。彼らにとって問題なのは、日本に住む日本人メンバーと少しでも接触したことのある UM メンバーなら誰でも、非原理的な FFWPU 指導者の虐待によってもたらされた苦しみの物語が真実であることを知っているということなのです!そして、それをメディアのせいにしてどんなにごまかそうとしても、その事実が変わることは決してありません。

ミクラー氏はまた、「彼(文顯進博士)がそうした慣行に対して異議を唱えたり、その慣行を変えるための措置をとったという記録はない」と言っていますが、これは明らかな事実無根です。 私は、安倍首相が暗殺される 20 年近く前に、顯進会長が日本の悪徳な韓国人地域指導者を排除するために行った強力な取り組みをこの目で目撃しています。それ以前から顯進会長は、日本の祝福家庭に対する虐待や、これらの指導者による不正な資金調達が続いていることを聞いていました。彼は調査を指示し、その結果、最悪の事態が真実であることが判明したのです。そこで、顯進会長は、カナダで開催された指導者向けの最初の 21 日間のワークショップに参加するよう、すべての韓国人地域責任者たちに指示しました。真のお父様が顯進会長に与えておられた大きな権威ゆえに、彼らには参加する以外の選択肢がありませんでした。初日に顯進会長はこの指導者たちを立たせ、彼らに言いました。「あなた方は日本に帰ることはありません。ここに残って私の訓練を受けなさい。あなた方を立派な指導者にしてあげます」。この強力な行動により、顯進会長は日本での非原理的な指導を停止させるという決意を明白に示したのです。

しかし、当時の日本総会長であった劉正玉牧師は、真のお父様のもとに行き、嘘をつくことによってこれらの地域指導者たちを復権させたのです。これはその後不誠実な韓国人指導者たちの常套手段となっていきます。彼は真のお父様に「韓国人の地域指導者を解任せよという指示に従ったとすれば、日本の資金調達の全体が崩壊する」と言ったのですが、それはまったく真実ではありませんでした。しかし、その嘘によって、彼は悲惨な状況を永続させることに成功し、その結果として日本の祝福家庭にはさらに数十年にわたる計り知れない苦しみが負わされることになり、ひいては安倍首相の暗殺へとつながっていったのです。その後、この劉牧師は、文亨進(ショーン)氏の在任中に彼の主任擁護者兼スポークスパーソンとなり、後にショーンのサンクチュアリ教会でもその役割を担いました。「洗礼ヨハネ」の立場に立っていたこれらの韓国人指導者たちが、顯進会長と真のお父様の両方に対して行ったこうした裏切り行為の積み重ねにより、FFWPU からアダム的権威が失われるようになり、それに伴う深刻な霊的結果がもたらされたのです。さらに言うならば、もし世界中の FFWPU 指導者がここまで腐敗しておらず、より有能であったとすれば、自己の責任領域で資金を調達することができたはずです。そうであれば、日本のメンバーに国際的な UM コミュニティへの高額献金を際限なく迫る必要はなかったことでしょう。

ほとんどのメンバーは、亨進(ショーン)氏や國進(ジャスティン)氏が、日本で行われていた不正な資金調達活動を、すべての国で行うべき「モデル」として受け入れていたことを知らないのです!この資金調達法は、古田氏が開発し、特に、一時期は運動の財政を掌握していた國進氏に強く支持されました。この 2 人が日本の祝福家庭の苦境を知らないはずはありませんが、それは最優先事項ではありませんでした。人ではなくお金が最優先事項だったからです。

 

アダムの役割と権威の否定

ミクラー氏は、私の書簡への「返答」の中で、まずメシアがアダム型人物として来ることを否定しています。聖書ではイエスは「第 2 のアダム」として来られたとされており、再び来られるメシアは「再臨主」、すなわち「第 3 のアダム」となるというのが、統一原理の説明であるにもかかわらずです。UM のいわゆる「神学者」とされている人物が、これほどまでに統一原理に反する立場をとるのは考えられないことです!これに対して、真のお父様ご自身はこう述べておられます。

「最初のアダムが堕落し、第 2 のアダムが地上で神のみ旨を成就することができなかったので、再臨の主は彼らの代わりに第 3 のアダムとして来られる」(御言葉選集 15 巻328 頁、1965 年 12 月 7 日)

ミクラー氏は、「第 3 アダム」という呼称を意図的に「真の父母様」と置き換えることによって、真のお父様が、そもそも韓鶴子夫人に出会う以前に、16 歳でイエス様の召命を受け、25 歳で単身で使命を開始し、多大な犠牲を払って統一原理を解明し、教え、何度も死に直面するなどの道を歩んでこられた男性のメシア型人物であるという事実を無視した全く新しい「独生女」神学の立場に合わせているのです。

真のお父様はこう説明されています。

復帰の道がどれほど険しいか、あなたがたにはわからないでしょう。復帰の峠を越えるのがどれほど大変なことか。神様はアダムとエバとその家庭を失い、それ以来、歴史の中でアダムを再創造しようと数千万年を費やしてこられました…女性の堕落によって女性と子供たちを失ったのですから、神様は純粋な息子を育てなければなりません。神様が一体となりたかった息子を失ったのですから、神様はその息子を再び生まれさせ、元の種を取り戻さなければならないのです。元の種です!その元の種を持つ息子こそが、旧約時代のメシアであり、新約時代のメシアであり、再臨時代、成約時代のメシアなのです。メシアは、神の直系の本然の息子の立場に立って、神の愛、絶対的な愛を中心とした生命の種をもたらす人物です。救援摂理歴史の第一目標は、その息子を復帰すること、すなわちメシアを送ることなのです」(御言葉選集 285 巻、23-24 頁、1997 年 4月 19 日)

ミクラー氏やすべての FFWPU 指導者たちが韓夫人の機嫌を取るために真のお父様を軽視しようがしまいが、メシア(とその後継者)は間違いなく男性であり、アダム的摂理の系統にあります。真のお父様はこう言われます。

「メシアは男性として来るべきですか、女性として来るべきですか?『男性』です。どうしてですか?神様が最初にアダムを創造されたので、終末の日に来られる主は、堕落していない完全なアダムの能力と人格を体現する男性でなければならないのです」(御言葉選集 90 巻、308 頁、1977 年 1 月 15 日)

次に、ミクラー氏は「第 4 アダム」という言葉が顯進会長に該当することを否定し、また、その言葉がある特定の人物に該当することさえも否定しています!彼は、真のお父様のみ言葉の中から、「第 4 アダム」がすべての祝福を受けたメンバーに該当することを意味しているように見える箇所や、それが「世界の人口 36 億人」すべてに該当することを意味しているように見える箇所のみを引用しています。これは、何であろうと自分が証明したいことを証明するために真のお父様のみ言葉を悪用する典型的な方法と言えます。(マルクス主義者がマルクス主義の中の特定の論点を「証明」するために聖書からの引用を使用することも辞さないのと同じ)。

これは、ミクラー氏による意図的な欺瞞であり、彼の持つ学術的な立場を考慮すれば、犯罪的とすら言えるほどです。真のお父様はまた、「あなた方は皆、自ら真の父母にならなければなりません」という内容を語られました。これは間違いなく真実ですが、それはもちろん、初代「真の父母」の存在を否定するものではありません。それはちょうど、「第 4 アダム」という名称が最終的にどれほど多くの人々に該当するようになるとしても、初代「第 4 アダム」は厳然と存在しているのと同じことです。真のお父様が『平和メッセージ』(これがお父様の生涯の教えを凝縮したものであることを自ら明らかにされている)の中で、血統は「生命や愛よりも重要」であるとおっしゃりながら、血統の重要性をどれほど強く強調されたか見てください。

真のお父様の場合、「血統」とは当然、ご自身の息子の一人を意味することになります。そうでなければ、どうして三大王権(家庭盟誓の要点)が確立できるでしょうか。真のお父様は、イエスが十字架にかからなければ、キリスト教の指導的役割を果たすのはイエスの息子の一人であったと教えておられたのではないでしょうか?
<https://www.tparents.org/moon-books/bif1/BIF1-3-204.htm>

顯進会長は、世界副会長に就任した当時、真のお父様と韓夫人の三男で真ん中の子供であり、それは兄の孝進様がまだ存命の時でした。しかし、「長子」の地位および、同時に行われた「第 4 アダム」への任命は、神様が最もふさわしいと判断された者に対して執行されるのであり、出生順位が基準となるものではありません。文師は、4 人のアダム型人物、すなわち、最初のアダム、イエス、真のお父様、顯進会長だけを認定しておられます。

1998 年に顯進会長がこの役割へと認定されるという、真のお父様ご自身が「天宙的な異変」と呼ばれた出来事に際し、お父様がどのような表現をしておられるのか、「Today’s World」に掲載されている内容をぜひ読んでみてください。
<https://www.tparents.org/Library/Unification/Publications/TodaysWorld/TodaysWorld98/TodaysWorld-9807.pdf>。

真のお父様が、「この認定を通して」示される第三世代の勝利をついに発表することができ、恍惚としておられたことは明らかです。さらに、真のお父様は次のように述べておられます。

「イエス様が 30 歳で家庭を築くという目的を果たせなかったことを考えると、30 歳にもならない顯進が家庭連合の副会長に就任したことは、親としてありがたいことです。これは本当にありがたく、幸せなことです。神様の直系血統の子女がその家庭と共に第4 アダムの勝利圏を相続することができる、いわゆる「蕩減復帰」の最後のページでサタンの血統を完全に根絶して、新しい時代が今ここに始まったことが、どれほど奇跡的なことか理解しなければなりません」(1998 年 7 月 19 日、文顯進博士の FFWPU 副会長就任式での真のお父様の記念講演、『統一世界』(1998 年 8 月号)29 頁)

偏見のない目で見れば、この発言から、真のお父様が「第 4 アダムの勝利圏を相続する」一人の人物について語られており、その人物とは顯進会長に他ならないことは明白です。真のお父様は続けて、すべての人が顯進会長と一体となって支えることの重要性を強調されました。任命式から 2 年後、真のお父様はこのように語られました。

「地上では、皆さんが顯進と一つになることが重要です。真の父母に従うためには、まず顯進の家庭と一つにならなければなりません。そうしてこそ、すべてが完成するのです」(御言葉選集 335 巻 285 頁、2000 年 10 月 6 日)

また、真のお父様はその後、今は「母子協助の時代」から「父子協助の時代」に移行する時であり、母(韓夫人)がどうすべきかを明らかにされています。

「今、相続の時代が到来しました。母子協助の時代は、蕩減の時代を象徴します。しかし、父子関係の道が確立されれば、母も任命された長子に従わねばなりません」(御言葉選集 340 巻 64 頁、2000 年 12 月 23 日)

真のお父様は、さらにこのように指導されています。

「母子協助の時代には、摂理的な観点から、兄弟を分けなければならず、母が弟に協助しました。しかし、その時代は過ぎ去り、父子協助の時代を迎えています…父母を代表する長子の長子権が確立されることにより、他のすべての息子は長子を中心として一体となり、家庭の完全な定着がもたらされるのです(御言葉選集 468 巻 161 頁、2004 年9 月 13 日)

そしてさらに

「堕落はエバを中心に起こりました。したがって、復帰の時代は母子協助の時代であることが特徴です。分かりますか?今は父子協助の時代であり、そこでは母は一歩下がらなければなりません」(御言葉選集 312 巻 264 頁、1999 年 11 月 7 日)

真のお父様は、み言葉の中で「第 4 アダム圏」という言葉をよく使われました。しかし、真のお父様は、息子である顯進会長という一人の人間だけを第 4 アダムとして絶対的に認識しておられたのです。顯進様に対し策を弄する韓国人の指導者たちは、真のお父様の言葉の意味を西洋のメンバーに誤訳して伝えたり、お父様の意図が明確に示されている重要な文章を省略したりして、意図的に混乱を作り出しました。しかし、これらの会議に出席していた韓国語を話せるメンバーや指導者は皆、顯進会長が第 4 アダムであることに関して、真のお父様がどうおっしゃったかを正確に理解していました。

 

ミクラー氏の 「急転換」

私の書簡に対する「返答」での発言とは裏腹に、ミクラー氏は彼自身の以前の著作物で、顯進会長が運動の中で主要な指導的役割を果たし、指定された後継者とみなされていたと書いています。しかし、教権勢力がその不正行為に着手すると、彼は自分の立場を逆転させ、顯進会長は指導的役割を果たしたことがなかったと主張する歴史修正に与するようになったのです。顯進会長の指導的役割に対する彼の否定が真っ赤な嘘であることは、以下の彼自身の言葉からも明白です。

『Journal of Unification Studies』誌の「『『アベル』UN に向かうか?統一運動と国連」という記事で、ミクラー氏自身が脚注にこう記述しています。

「文師の三男である文顯進氏は、UM の中で主要な指導的役割を担っている」

<https://www.tparents.org/Library/Unification/Publications/JournalUnificationStudies9/JUS9-04.html>

ミクラー氏は、『アメリカでの 40 年』という本の中で、FFWPU 設立後、真のお父様と顯進会長が共同で運動をリードしたこと、また顯進会長が真のお父様の後継者であることに数度言及しています(太字は私が付け加えた強調)

(p.593)「1998 年 7 月、前述のように、文師は三男の顯進会長を世界平和統一家庭連合(FFWPUI)の副会長に任命した。FFWPUI は、文師夫妻の世界的なプロジェクトを「統一された焦点」に合わせることを目的としており、顯進会長の任命は、彼が文師の後継者に指名されたしるしとして、運動内では広く解釈された

(p.594)「顯進会長は、この議題を実行するためのユニークな立場にあった。文師の推定後継者として、彼は究極的な長子だったのだ」

(p.595)「…顯進会長はいくつかの実情調査旅行と探索的な調査を行った。彼は韓国と日本を訪れ、上級指導者と青少年の指導者に会った。南米とアラスカにも行った。そして、自分が担当している運動内の事業の運営を続け、自分の役割についてさらに深く考察した。そして、1999 年半ばから、彼自身が『均一な信仰共同体(a homogeneouscommunity of faith)』と呼んだ共同体の構築に関連するいくつかの方面で自分の意見を主張し始めた。運動の VIP ゲスト向けに開催される『訓読会』カンファレンスでは、文師夫妻を代理して基調演説を行う主要講演者となった」

FFWPU の聖職者たちやミクラー氏のような日和見主義の「スポークスパーソン」たちが、第 4アダムである顯進会長の信用を落とすことを直接の目的として私たちの運動の歴史を修正したことは、人類史上最大の裏切りの 1 つであると言えます。

 

洗礼ヨハネの失敗

ミクラー氏は、自らの発言により、自分がいかに統一原理と摂理について本当に無知であるかをすでに明らかにしています。繰り返しますが、ミクラー氏は韓国語を理解しておらず、真のお父様との指導者会議の大部分に出席していないため、真のお父様が顯進会長の第 4 アダムとしての役割について韓国人指導者たちに実際に何を話されたかを知るすべがないのです。ミクラー氏は、真のお父様が統一運動に関わっている 40 歳(後に 48 歳)以下のすべての指導者とメンバーは顯進会長の指導下に入らなければならないと繰り返し指示された理由は何だったと考えているのでしょうか。ミクラー氏が主張するように、顯進会長が「青年指導」にのみ関与していたということであれば、果たしてそのような指示をされるでしょうか。また、真のお父様が突然、運動全体の主要組織の指導者を、36 家庭をはじめとする最古参の祝福家庭から、顯進会長とはるかに年齢が近い 6000 双家庭の指導者を主力とするグループに変更された理由は何なのでしょうか。真のお父様はこれらの若い指導者たちに、彼らは今、顯進会長と一体となってサポートするという唯一の目的のためにこれらの役割を担っているのだと言われました。つまり、彼らは真のお父様により、顯進会長に対する洗礼ヨハネとしての役割を担わされたのです。ミクラー氏がどれだけ現実を否定したとしても、顯進会長の任命後の会議に参加した韓国語を話す人たちは皆、真のお父様が何を指示されたかを正確に知っています。

ミクラー氏は、顯進会長が自らを第 4 アダムと呼ばなかったという事実さえも、自分の「証拠」の一部として利用しています。これは余りにもばかげています!そのような理由付けを適用するならば、ミクラー氏自身の文章で、真のお父様は「1992 年 8 月 24 日の第 1 回世界文化体育大典(WCSF)で初めて公にメシアであることを宣言」されたということを理由に、それ以前のお父様のメシア的役割を否定することができることになってしまいます。それではミクラー氏は、真のお父様は 1992 年までメシアであることを公表しなかったから、その年以前はその立場であったはずがないと言いたいのでしょうか?

統一原理の基本を知っている人であれば、イエスがメシアであることを他の人に知らせるのは洗礼ヨハネの役割であったこと、真のお父様がメシアであることを証言するのは、お父様の「洗礼ヨハネ」の立場にいる人の役割であったこと、そしてもちろんこれは顯進会長においても同様であろうということを理解しているはずです。いずれの場合でも、アダム型人物が自らの役割について証言するようにはなっていません。それは明らかに、それぞれの洗礼ヨハネ的人物の責任なのです。もしアダム型人物が自分自身について証言しなければならないとしたら、それはその洗礼ヨハネ的人物が失敗したことを意味します!そして、実際、イエスは自分自身について証言しなければならず、真のお父様も自分自身について証言しなければならず、そして今、顯進会長も自分自身について証言しなければならなくなっているのです!私たちの運動と歴史は今、洗礼ヨハネの 3 回目の恥ずべき失敗を目撃しているのです。ミクラー氏は、第 4 アダムに対して馬鹿げた非難をすることにより、自らの無知と無作法を暴露しています。

 

韓鶴子夫人の失敗

ミクラー氏は次のような出典不明の引用をしています。「『祝福』は、中心的な救いの業であり秘跡であるので、真のお父様と真のお母様の全面的な関与なしには達成されない」ここで疑問が生じます。 「真のお母様は、真のお父様と共に最後まで全面的に関与されたのだろうか?」この重要な質問に対する答えを知るためには、ミクラー氏や他の誰かを頼ることはできないのであり、ただ真のお父様ご自身に尋ねるしかありません。ミクラー氏も他の FFWPU 指導者もこのことに触れようとはしませんが、真のお父様の最後の公開演説(2012 年 7 月に韓国で行われた女性連合の会合で 1 万人を超える大衆の前で語られた)で、真のお父様は激しくかつ率直に、「文総裁の妻の位置はありません(オモニ:母は)自分勝手だ。自分勝手!」と語られ
ました。このリンクからご自分の目で確かめてみてください:
<https://www.youtube.com/watch?v=1Vtwdi3S0WU>

この驚くべき宣言の後、真のお父様が公の場で発言する機会は二度と与えられませんでした。明らかに、韓夫人は真のお父様の道とは別に、自分自身の道を歩んでいたのです。ミクラー氏のような人々によって支持されている彼女の「独生女」神学が、この現実を裏付けています。この神学では、夫ではなく彼女こそが「真の」メシア型人物であると描写されているのです!これは、まさに主管性転倒そのものですが、真の家庭が地上に顕現した後に起こったことなので、エバの場合よりもはるかにひどいものとなります!また、彼女が第 4 アダムに対抗する陰謀を主導したことは、真のお父様によるこの公の宣言に先立つ主管性転倒の行為でした。

 

重要な比較

顯進会長のみが、その教え、摂理へのフォーカス、真の家庭を守り強化しようとする努力、運動に所属するメンバーと家庭を教育し向上させようとする決意において不変の基準を守っています。他の人々は、母親やショーンのように、自分の都合に合わせて重要な分野における自分の立場をあれこれと変化させています。韓夫人はショーンの昇進を支持していなかったでしょうか?<https://vimeo.com/12509427> [日本語リンク]

ショーンの役割を「後継者」となるべき立場としてして推進し、3 年間にわたって FFWPU 全体の国際的なリーダーの役割を担わ
せた(それは摂理に悲惨な結果をもたらした)のではなかったでしょうか?その後、彼女は180 度方向転換し、顯進様排除の道具としてショーンを利用し終わると、真のお父様が亡くなられた時点で彼を糾弾し、追放したのです。2019 年の証言台で、彼女はショーンが後継者であったことはなく、彼には「中学生並みの原理の理解力しかなかった」という宣誓証言を行っています。<https://unificationmovement.wiki/wp-content/uploads/2023/05/2019-HSA-v-SanctuaryExhibit-15.pdf>

つまり、彼女のそれ以前の彼への支援は完全な詐欺だったことになります!

ショーンはと言えば、彼は母を神格化しようとする恥知らずで非原理的な試みとして母を高らかに讃えました。その後、自分が母に追い出された後、母を歴史的な「バビロンの大淫婦」であり、完璧な詐欺師であるとネットで非難しました。これは、彼女に対して自分がかつて行った神格化そのものが完全な詐欺であったことを自らの言葉で証明することになったのです。さらに、ショーンこそが、韓夫人の後ろ盾を得て FFWPU の正式名称を「統一教」に戻し、真のお父様の運動の方向性をはっきりと逆転させた張本人だったのではなかったでしょうか?もしミクラー氏が今、UM の偉大な歴史学者であるというのならば、韓夫人とショーンの両者がとった立場におけるこれらの極端な矛盾について、私たち全員が納得できるように説明することができるでしょうか?

事実を言えば、韓夫人とショーンは、いずれも文師のミッションや統一原理とは何の関係もない 2 つの新しい宗教を創設したということです。「独生女」神学の詳細が説明されるたびに、指導者やメンバーたちから、そんな話は今まで聞いたことがないと大きな反発が起こっています。 その理由は、独生女神学が明らかに文師と摂理に対する主管性転倒を示しているからなのです!同様に、ショーンのサンクチュアリ教会も、文師の教えや実践とは似ても似つかないものです。父の死後、ショーンは両親を「離婚」させ、父と年老いた姜賢實夫人を「結婚」させ、彼女を新しい「真の母」だと宣言することまでしたのです!

 

現場のメンバーやその懸念と無縁であること

ミクラー氏は、自分が「現場」のメンバーや家庭の大半とは無縁であることを、自らの言葉で証明しています。彼は、FFWPU がとっている方向性についてのメンバーの多くの深刻な懸念について知らないか、もしくは故意にそれを無視しています。彼と FFWPU の他の指導者たちは、次のような分野についてのメンバーの大きな懸念に決して向き合おうとしません。

1.真のお父様の役割を軽視し続ける「独生女」神学が、すでに述べたように、文師のミッションや摂理とは何の関係もない新しい宗教を作り出していること

2. UM が少なくとも 1 億ドルの公費を費やした根拠のない訴訟を、指導者が裁判の結果や費用について報告することなく継続していること(FFWPU は顯進会長と彼に関係する人々に対して提起した 30 ほどの裁判で既に敗訴したか、または敗訴しつつある)

3. FFWPU の指導者による非道な方針により、多くの日本の祝福家庭が破産に直面し、とうとう安倍元首相の暗殺まで起こってしまったこと

4. 日本からの収入の喪失(これは指導者自らの腐敗と無能により起こったもの)を補填するために、UM の「摂理的資産」を世界中で売却し続けていること

5. FFWPU とその指導者である韓鶴子夫人に対して日韓両国のメディアにより恐ろしいほどの否定的イメージが作られていること

6. 社会に良い影響を与えることができる活動に投資するよりも、メンバーから寄付を搾り取って韓国の丘に高額な建造物を建てることにフォーカスしていること

7. 私たちの信仰から離れた 2 世、3 世があまりにも多いこと、等々

ミクラー氏や後田氏は、メンバーの持つこれらの重大な懸念に対して注意を払うのが賢明でしょう。にもかかわらず彼らは、真のお父様のレガシーを守り、真のお父様がイエス様から受け継いだ使命を果たすために努力しているまさにその人物への攻撃を続けているのです。

ミクラー氏と FFWPU 指導者たちは真実を無視しています。その主要な理由は、自分たちを絶えず高めたいからです。韓夫人は、運動における勝利はすべて「独生女」としての彼女の役割に基づくものであり、自身の存在によって UM に天運が訪れたと教え、今では明白にそれを信じています。一方、FFWPU の聖職者たちは、自分たちが最初からずっと運動の真の柱であり、力であったと考えています。どちらの考えも正確ではありません。実際、韓夫人も腐敗した FFWPU 指導者たちも、第 3 アダムと第 4 アダムの両方を通してもたらされたアダム的権力と権威、および天運を冷淡に退けてしまったのです。こうした神中心のリーダーシップの欠如とそれに伴う天運の喪失が、FFWPU 全体が今多くの分野で苦しんでいる理由なのです。

 

顯進会長を通した天の継続的な働き

神の摂理についての真理を求める誠実な FFWPU メンバーは、顯進会長の指導の下でなされている働きともたらされた成果について研究してみるべきです。なぜなら、これらについて指導者から正確な報告を聞くことはおそらく不可能だからです。ミクラー氏は、顯進会長を支持している人々の数を「ごく少数」と述べています。これはおそらく、彼の(多くの愚かな)発言の中でも最も愚かなものでしょう。彼は、一体どのような尺度で顯進会長の働きを評価できると思っているのでしょうか?私は、祝福家庭の皆さんが、真のお父様は何を成し遂げることを熱望されていたのか、また、自分の人生をお父様の運動に捧げるようにしむけたものは何だったのかについて深く考え、自分自身の現在の状況を正直に見つめてくださるようにお願いしたいのです。真のお父様は、新興宗教を創設したり、豪華な宴会や華やかな会議を通して政治的な影響力を得ることを熱望されたのでしょうか。決してそうではありません。真のお父様は、神様の「頭痛の種」を解決し、それによって神様を慰めるためにたゆまぬ努力をされたのです。また、神の摂理を前進させ、神の理想を実現し、さらに、神を称えて人類家族を向上させる新しい文明を到来させるために大きな犠牲を払われたのでした。お父様の使命は、同じ責務を引き受けた息子によって受け継がれており、「あなたは彼の働きによって彼を知るでしょう」

韓国でその明確な実例が示されています。半島の分裂は、平和と安全に対する世界的な脅威をもたらし、摂理にも重大な影響を及ぼしています。このような複雑な問題を解決するには、並外れたビジョン、革新的なリーダーシップ、そして実質的な成果が必要です。顯進会長は、2014 年に初版が出された、受賞歴のあるベストセラーである著書の中で、その説得力あるビジョンを明確に述べています。その中で、コリアン民族の古くからの理想とアイデンティティを描き、朝鮮半島の分断を平和的に解決してコリアン民族の長年の願望と運命を実現する新しい自由統一国家を建設するための青写真を提供しています。

顯進会長の著書は、多大な影響をもたらしました。世界の主要国の外交政策の策定に大きな影響を及ぼし、幅広い国際的な支持を集めています。また、韓国史上最大の統一市民運動を起こす契機となり(この崇高な大義のために尽力する活動家や団体の草の根連合が形成され、韓国と在外を合わせた約 1500 万人のコリアンを代表するものとなっている)、その指針となる枠組みを提供しています。

顯進会長は、そのビジョンとリーダーシップ、そして朝鮮半島の分断を解決するための実質的な成果によって、大きな突破口を開き、韓国の電子メディアと印刷メディアの両方で幅広い支持を獲得しています。文師と UM に対しての何十年と続く否定的な攻撃を目撃してきた私のような「古参者」にとっては、これは奇跡的な転回と言うしかありません。最近、韓国と西側世界に対する主要メディアであるコリアタイムズが、顯進会長が提唱されたビジョンに基づく自由で統一された韓国の建設に焦点を当てた現在進行中の特別シリーズで、顯進会長のコメントを特集することを申し出てきたのです。

以下は、その最初の 2 つの記事へのリンクです:
<https://www.koreatimes.co.kr/www/opinion/2023/03/137_348016.html>
及び
<https://www.koreatimes.co.kr/www/opinion/2023/05/197_349805.html>

最近韓国で持たれた FFWPU の指導者会議で、韓夫人自らが自分のもとにいる指導者たちに対し、韓国でほとんど何もしていないと叱責しました。基本的に、FFWPU の指導部には、2009 年に顯進会長を陰謀により追放した時と同じ人々が配置されているのです。UM からの全面的な支援を受けている中ですら、FFWPU の指導者は韓国ではほとんど何も成し遂げていないことを自ら告白しています。これは、上記の一つの例に見られるような顯進会長の目覚ましい業績とは全く対照的です。

顯進会長は、2007 年にアメリカの主要な信仰指導者たちとのミーティングの中で、「ワン・ファミリー・アンダー・ゴッド(神の下の一家族)」という言葉を作りますが、その言葉には真のお父様が UM を通して成し遂げようと努力してこられた普遍的な使命が凝縮されています。顯進会長は「ワン・ファミリー・アンダー・ゴッド」の世界的な推進者となり、2008 年には24 カ国でグローバルピースフェスティバルを開催し、大観衆を感動させ、大きな勢いをつけました。 顯進会長自身はそれらすべてを真のお父様の勝利としましたが、アダム型人物として天運を結集させ、統一運動をかつてない新しいレベルへと引き上げたのはまさに顯進会長その人でした。

FFWPU の反対にもかかわらず、神が顯進会長を通して力ある業を行っておられることは、(これらのわずかな例を見ただけでも)真理を求め、見る目のある者にとっては明白でしょう。米国や世界各地の FFWPU 指導者たちは、摂理において顯進会長が行っているこれらの、またその他の驚くべき前進について、メンバーに決して話すことはありませんが、真実は隠しようがありません。イエスは、「あなたは私の実(働き)によって私を知るであろう」と言われました。真のお父様にもそれが当てはまりますし、今は顯進会長の場合もそうです。聖書には、「見る目のある者は……」とありますが、FFWPU のメンバーは、偽りの指導者への盲目的な忠誠ゆえに、最後に「見る」者となってしまうのでしょうか。

「統一教会人」か「祝福中心家庭のメンバー」か

UM の祝福を受けたメンバーは、自分が 2 つのカテゴリーのどちらに属するかを決めなければなりません。「統一教会人(Unificationist)」なのか、「祝福中心家庭のメンバー(BCF)」なのかということです。 「統一教会人」とは、FFWPU 指導者、すなわち「聖職者」を信じ、彼らに喜んで従っていくメンバーのことです。これらの「聖職者」は、「教会時代の終焉」を命じる真のお父様の指示に抵抗し、自らの利益のために制度化された教会構造を保持するように工作した偽りの指導者たちです。それは、その構造を通して、自らの地位、権力、物質的恩恵を思い通りに保持できるからです。まさにその同じ動機で、彼らは意図的に「教会」と FFWPU が混同されるようにしました。教会時代の終焉以降に登場した FFWPU は、「教会」とは無縁のものとなるはずでしたが、聖職者たちは、メンバーに対してそれを偽って伝えたのです。実際、彼らは UM の中心的機関の名称(と使命)について、前述のごとく、韓夫人とショーンによる互いに矛盾した変更を繰り返すことにより、メンバーたちを右往左往させたのでした。

聖職者たちはまた、キリスト教の三位一体論をそのまま真の父母様に適用し、真の父母様は全知全能であると教えることにより、統一原理に反して真の父母様の神格化を推進しました。以下は彼らの非原理的な観点の実例ですが、これは FFWPU のトップ講師の一人の見解をそのまま示したものです。

「真のお母様はご自身の責任を果たされ、実体的な神の位置に昇られました。これは、人類史上初めて実体的な三位一体が実現したことを意味します…神様と真のお父様そして真のお母様が真のお母様の子宮の中で一つになるのです。三位一体を形成された真の父母様は、第一に、偏在されます(無所不在)。アメリカにおられながら、同時にここ中央修練所で私たちを教育することができるのです。地上におられながら、同時に霊界で活動することができます。第二に、全知全能です。知りたいと思えば何でも知ることができるのです。真のお母様は、神様、真のお父様と三位一体を成されています。したがって、真のお母様の指示、命令、決定、み言葉は、神様と真のお父様の指示、命令、決定、み言葉なのです。すべての UC 祝福家庭は、真のお母様の指示、命令、決定、み言葉に絶対服従しなければなりません。」 (2010 年 6 月 6 日、天福宮における呉澤龍氏の講義、『統一世界』(2010 年 6 月号))

真のお父様は、統一原理(DP)の中で、まさにこの教義を解体するために多くの部分を費やされたのです!聖職者たちは、自らを「真の父母様の特別代表者」と位置づけていました。「真の父母様の特別代表者」であることによって、聖職者たちは、真の父母様の名前とメンバーに対する権威を利用して、真の父母様がご存じであるかどうかにかかわらず、自らの願うようにいかなる指示をも下すことができ、さらに力を得ることができるのです。また、聖職者たちは、同様の非原理的な理由付けにより、メンバーの自分たちへの絶対服従を要求しました。

さらに彼らは、文師と韓鶴子夫人は UM の「対等の共同創始者」であるという虚偽の主張をしました(文師は第 3 アダム、メシアとして、韓鶴子夫人と会う前に運動を創始しておられる)。このようなやり方で聖職者たちは韓夫人を持ち上げ、顯進会長を中心に置く文師の継承計画を妨害しようとする計略に役立てようとしたのです。そうすることで、天の計画である血統的継承(文師の血統から指導者が出る)を狂わせ、韓夫人を中心とする使徒的継承(自分たちの仲間から指導者が選ばれる)に置き換えることができるようになります。したがって、文師の正統な後継者であり、第 4 アダムである顯進会長に対する攻撃と中傷キャンペーンを始めたのは、まさにこれらの聖職者たちであり、彼らは現在もその先頭に立っています。

このように、聖職者たちは、多くの非原理的な側面を、原理であると偽ってメンバーたちに教えたのです。聖職者たち(およびそのスポークスパーソン)にとっての問題は、彼らの神学的基盤が統一原理にも文師の教えにも裏付けられておらず、最も基本的な精査にも耐えられないということです。

「統一教会人」とは、理論的にも実践的にも聖職者を支持する人々のことです。彼らは自らを、まず第一に教会のメンバーであると見ています。そして FFWPU の指導者への絶対服従を義務として受け入れています。さらに、文師と韓鶴子夫人を「完璧で無謬」であると誤解しています。彼らは今、韓夫人を文師や神と完全に一体化していると見ています。復帰と救いの業は、まず第一にただ韓夫人を信じることによって達成されると信じているのです。「ただ独生女を信じる」というのは、真のお父様が統一原理の中で徹底的に挑戦しておられるキリスト教信仰と同類です。多くのキリスト教徒は、メシア型人物を信じるだけで救われると考えています。これは、人間の 5%の責任分担を必要としないので便利なのです。しかし、統一原理では、人間の救いと復帰には、人間の 5%の責任分担を適切に果たすことに基づく「信仰基台」と「実体基台」の両方が必要であるという画期的な概念が紹介されています。この両方の基台がなければ、神様の期待を全うすることはできません。韓夫人や聖職者たち、そしてミクラー氏のような講師たちが、統一原理のこの中心的な教義を無視し、信仰基台のみを推進するようにメンバーを教育していることは驚くべきことです。このような誤った指導により、統一教会人たちは、自分たちが祝福家庭として三大祝福や三大王権を成就するという概念を理解する術も、それを自分の子供たちに説明する術も持ち合わせていないのです。同様に、彼らには氏族的メシアの役割について理解することも困難です。

統一教会人は、「祝福」についても、それはまず第一に特定の教会(統一教会)の結婚の秘跡であり、自分たちに与えられた「天国への切符」であると捉えていて、自分たちの主要な「大局的」責任は、この「教会」とその指導者を支えることであると考えています。そして、家庭レベルでの目標は、ただ自分の子供を「教会」の祝福に参加させることだと考えてい
ます。

それに対して、祝福中心家庭のメンバー(BCF)は、神にのみ絶対服従を誓います。彼らは、統一原理に述べられているように、文師は全人類のためのカリスマ的でダイナミックなアダム型人物(第 3 アダム)として来られたと理解しています。しかし、重要なことは、文師が神ではなく、人間として来られたということです。そして文師ご自身の子息の中から登場する後継者も同様にカリスマ的なアダム型人物です。(繰り返しますが、文師はアダム型人物として 4 人しか認めていません。最初のアダム、イエス、文師、そして文師の息子で第 4 アダムである顯進会長の 4 人です。)

祝福中心家庭のメンバー は、文師の使命とはアダム家庭の失敗を復帰することであると理解しています。その基本的な使命を果たすために文師は、堕落世界から新婦を迎えて育て、真の家庭を築かなければなりませんでした。祝福中心家庭のメンバー は、真の家庭が立てられれば、真の家庭により立てられる正しい先例ゆえに、全人類が、アダムとエバが堕落する前のゼロポイントまで神の血統に復帰されるための方法として、祝福結婚が、単に一つの教会や宗派だけでなく全人類に与えられるようになることを理解しています。祝福は、私たちが責任を果たすことによって完成に向かって成長し、神の真の愛の中で真の自由を体験できるという、かつてない機会を提供するものです。

したがって、祝福中心家庭のメンバーは、祝福を通じて自分たちが真の家庭の拡大家族となることを知っており、家族と共に自分自身を歴史的な摂理的人物と見ます。それゆえに、彼らは自ら神中心の理想家庭を築くことにより、神の実体的な地上天国建設のみ業を成し遂げるにおいて、神と共同創造することになります。また、祝福中心家庭のメンバーは神の真の息子、真の娘としての立場を取り戻し、神がアダムとエバに与えようとされた「三大祝福」を受け継ごうとします。祝福を通して、彼らは真の父母と真の家庭の理想を実体化するアダム型人物を中心に、天の父と共に救いのみ業に参加するのです。それ故に、真のお父様は「メシア」という言葉を広い意味で使用され、祝福家庭の主要な使命を「氏族メシア」、さらには「国家メシア」とまで定められました。祝福中心家庭のメンバーは、子女を教育するにおいて、祝福を受けること自体が最終目標ではなく、むしろそれは両親とともに自分自身の道を歩み始めるための土台であることが理解できるように育てようと努力します。その上で彼らは、過去・現在・未来を代表する祖父母・父母・子女により構成される三世代祝福家庭を共同創造することができるのです。このような三世代家庭こそ、神を中心とする三大王権を確立するための基盤となります。

今や、すべての UM メンバーは、天の前に立つ自分の立場を慎重に考慮し、決断しなければならない時を迎えています。あなたは、FFWPU の聖職者と韓夫人の「独生女」神学、あるいはショーン・ムーンの同じく異端的なサンクチュアリ「教会」(いずれも非原理的立場にある)の支配を受ける「統一教会人」、すなわち従順な教会のメンバーであり続けたいのでしょうか?それとも、祝福中心家庭として、歴史的な摂理的人物そして真の家庭の拡大家族としての責任を果たすために努力したいのでしょうか?

結論

繰り返しますが、顯進会長だけが、家族に対する愛など、重要な点で変わっていません。14 年以上の迫害を受けた今でも、顯進会長は、母親や他の真の家庭の家族、そして UM のすべてのメンバーが神の摂理と再び一致することを願い、祈りながら、「扉を開けておく」といつも語っています。それでも今、後田氏とミクラー氏は、自らの名前で、顯進会長に対する不正な裁きを続けているのです!私は彼らのために祈ります。なぜならば、生ける神は明らかに顯進会長の働きを祝福し、顯進会長を倒そうとする者たちの試みを阻んでおられるからです。真のお父様が強調されたように、「私たちは、すべてのことが明らかになる正午定着の時代に生きて」いるのです。

真のお父様は、人生の終わりが近づく中で、FFWPU指導者たちの裏切り(神と、お父様ご自身と、お父様の家族、特に顯進会長に対する裏切り)について見抜かれるようになります。真のお父様が聖和される少し前から、韓夫人は真のお父様の訓読会(HDH)の内容を世界のメンバーに送るのを停止していました。しかし、どういうわけかビデオに撮られていた最後の訓読会の記録の 1 つが、最近になって公開されたのです。以下の驚くべきビデオでは、真のお父様が、分裂を引き起こしたと自ら結論付けられた FFWPU 指導者たちを強く非難しておられるのを聞くことができます。お父様は彼らを「亡国の種たち」と呼ばれ、彼らは「ルーシェルよりも悪い」と叫んでおられます。なぜなら、神の家庭を最初に破壊したのはルーシェルでしたが、今、真のお父様がここで説明されていますが、FFWPU の聖職者たちは、自らと自らの家庭の利益のためという利己的な欲望から「真の家庭を蹂躙」しているからです。この真のお父様による最後の訓読会のビデオが、他のクリップと共に、以下のビデオに組み込まれており、現在 YouTube でご覧になれます。FFWPU の聖職者たちに対する真のお父様ご自身の強い見解を聞きたい方は、これまで述べてきたことの多くが凝縮されているこの 19 分間のビデオをご覧ください: <https://youtu.be/k9WYnObwP84> [日本語リンク]

FFWPU の指導者たちが、これまでの UM の主要な問題であり、今後もそうであるということは、真のお父様の見解と天の見解の両方から見て明白です。私は、ミクラー氏が真のお父様のこれらの発言に対する彼自身の分析を私たちに提供するよう要求したいと思います!これほどはっきりとした発言の意味を捻じ曲げることは容易ではないでしょう。実際、ミクラー氏が米国の運動についての「歴史学者」であるのならば、なぜ彼は真のお父様の晩年の訓読会をすべて(メンバーへの公開が阻止されたものすべて)公開し、送付させるようにすることで、FFWPU 指導部が悪意を持って行動したことを真のお父様が見抜かれた時に何を感じられたかをすべてのメンバーが知ることができるようにしないのでしょうか?なぜ彼らは真のお父様のみ言葉や考えや気持ちをメンバーから隠しているのでしょうか?

FFWPU 指導部やミクラー氏のようなスポークスマンが、不明瞭化や虚偽を利用して、分裂がどのように始まり維持されてきたかという事実、そして第 4 アダムである顯進会長についての真実をメンバーから覆い隠すことができた時代は終わりつつあります。間違いなく「すべては明らかになる」のです! 親愛なる兄弟姉妹の皆さん、神の真理と愛に基づいて、正しい選択をしてください。これらの最も重要な事柄について、皆さんのご意見をお聞かせいただければ幸いです。皆さんのお考えは私のこのアドレスにお送りくださいhcself@righttobelieve.org

それではどうぞよろしくお願いいたします。
[署名]
ハワード・C・セルフ
Right To Believe(「信じる権利」)会長


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