（Q＆A①）「真の父母様の完成・最終一体化」の御言宣布の背景

【質問】

真の父母様は完成・一体化し、天地人真の父母定着完了を成し遂げたと何度も宣布されました。完成した存在が間違いを犯すということはあり得ないのではありませんか？

まず、指導部が「真の父母様は完成・一体化したと宣布した」と主張する根拠を見てみましょう。

2010.6.19/6.26　米国ラスベガス　(出典不明)

天の父母様と縦的に一心・一体・一念・一核・一和を成し、真の父母様ご夫妻が横的に最終一体を成した基盤の上に、旧約・新約・成約時代の完成・完結･完了と全体・全般･全権の時代である。

2010.7.8　天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会の講演文

すでに真の父母様御夫妻は最終一体をなして、完成、完結、完了の基準で、全体、全般、全権、全能の時代を奉献宣布されたのです。

しかしこの宣布は、韓女史がお父様と絶対的に一致して行くという秘密約束の条件の上で成されたのでした。

「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」を行う前の2010年6月26日、お父様は下のように語られています。

天暦2010年5月15日(陽暦6月26日)、その日が重要です。朝3時25分、これがオモニとアボジが最後に宣言した秘密文書です。それは夜昼の神様も知らないのです。天暦2010年5月15日朝3時35分は何か？ この時の事件を中心として、ここ韓国と今後の方針を秘密裏にお母様と約束した、お母様は間違いなくお父様と絶対一致して行くというその約束した時間です。それ以前には、お母様と父母様が一つになって行くという話をしませんでした。神様と地と世界に公布できませんでした。(2010.6.26 韓国語『統一世界』2010年6月号 Vol.469, P.10)

父母様の家庭！ オモニと私と完全に一つになったという最終一体圏の上で服従するという宣言の下で、ことがすべて始まるのです…オモニもそれでも、オモニも私がつかんであげるのです。私をつかまなければなりません。私をつかめというのです。私は倒れません。私をつかんで最後まで信じるようになれば、一緒に行くことができるのです。そのことを決定する瞬間が歴史の宿命的決定時間だと宣布の日として神様も待ってきたので、その日を今朝宣布しました…　今日から先生の権限は何ですか？天地人真の父母安着実体み言宣布大会です…文総裁が下に降りていく道がありません。いくら行こうとしても戻って行って反対に行く道がないので、私は私の道を離れることができない宣布式をして去らなければならないのです。(2010.9.3 韓国語『統一世界』2010年9月号 Vol.4７２, P.６－１３)

韓女史が一致していなかったため、「お父様と絶対一致して行く」という秘密の約束をお父様とお母様の間で交わされ、これを条件として「真の父母様御夫妻は最終一体をなして、完成、完結、完了の基準」が宣布されていったことが分かります。逆にこの約束を破るのであれば、この宣布は何の意味も持たないのです。

実際に、約束が果たされていないがゆえに、嘆かれた御言も残っています。

私はどのようにするのか？神様もその位置を解決できなかったという事実を知る時、神様の息子娘、独生子の名を持って小羊の宴を夢見て来たイエスも私たちの前に表れることができません。蕩減の贈り物を全部したと、贈り物に神様が定着することができる天地人真の父母の定着ですが、定着で終わるのではなく、御言宣布もなく、その下に天宙大会終結がないのです。

　5月15日(陽暦2010.6.26 朝3時25分 秘密文書作成日)を越えて12日間、5月27日(陽暦2010.7.8:天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会の日)です。2010年です。そこにこの御言がしっかり記録されています。それを知った人は先生が今まで発見できませんでした。私自身もその位置に行けなかったのに、それを発見するという事実は夢にもありません。どれほど深刻ですか？ 目をあけているその目が可哀想で、息をしている私の鼻が可哀想で、話している私の耳と私の頭と四肢五体が何のために動き、何のために生きますか？(2011.11.5 『統一世界』２０１１．１１月号. P.5)

2011年11月以降にも摂理が完成したという御言があると指導部は言うことでしょう。

しかし明確な事実はお母様が独生女信仰を持っているということであり、独生女信仰は神様やお父様から来たものではなく、ましてや新しい真理として解明されたものでもなく、腐敗した教会指導部が既得権を維持するために、韓女史に植え付けたものです。

最終一体を宣布し、完成・完結・完了を「宣布」したからといって、実体が一体化していなければ、宣布したことはかえってサタンの讒訴条件にひっかかるようになることでしょう。

お母様を批判しているのではありません。

教会指導部によって独生女信仰を植え付けられているお母様であるにも関わらず、「お父様が完成したと宣布した」ことを根拠に、間違えていないと信じて、お母様が崖から落ちるのを傍観してはいけないため、真実を明らかにし、お母様を助けるためなのです。