堕落したエバの蕩減復帰は、想像を絶するものでした。歴史の全女性の苦痛を背負われた、涙の生涯でした。
荒野40年路程を終えた1993年に、お母様は世界巡回で「人類最初の真の父母」と「最初の真の家庭」の出現を宣布されました。
その時点で私たちは、お母様の勝利は確定したと信じて疑わなかったのです。
石像の記事を準備する際、3万双祝福で祝祷される真の父母様の写真を見つけました。
若く美しい時期の写真を拝見して、「こんな素晴らしい女性が神様に召命され、生涯苦難の道を行かれたのだ」と感動を禁じ得ませんでした。
そして荒野40年路程の間アボジを支えて下さった功労に対して、改めて感謝の思いが湧き上がってきました。
「分派」と呼ばれる私たちは、オモニを裏切って罰当たりな発言ばかりしていると思われています。
しかし顯進様は最近まで、「お母様問題」にはずっと口を閉ざしてこられました。
オモニが独生女の考えに囚われていることは、顯進様にとっては墓まで持って行く秘密だったのです。
「キリスト教が2000年待ち望んだ独生女」という考えはアボジの口から語られることはなく、八大教材にも掲載されなかったからです。
後にオモニ自ら告白されたように、「ユンヨンホただ一人が」独生女の良き理解者でした。
石像の除幕式を、ユンヨンホが司会したのは象徴的です。
はたしてオモニがおっしゃるように、ユンヨンホただ一人が神の前に正しく、生前のアボジとの因縁や八大教材に囚われていた私たちの方が間違っていたのでしょうか。
除幕式で感慨深げに像をご覧になるオモニの姿に、なぜ違和感を覚えるのでしょうか。
「最終一体」のアボジが、目には見えなくてもオモニのすぐ傍におられると、信じてきたからです。
教理研究院の解説する「最終一体の真の父母」が事実であれば、披露された石像の中心に来るのは「お母様のすぐ傍で喜ばれるお父様」でなければなりません。
オモニご自身にとって大切なのは最終一体ではなく、キリスト教が待ち望んだ独生女の降誕にあるからです。
堕落したエバ以降、歴史の全女性の涙と苦痛を背負われた生涯でした。
その時点で私たちは、オモニの完全勝利を信じて疑わなかったのです。
2001年の神様王権即位式以降に、オモニが更に越えるべき峠があったなんて誰が想像したでしょうか。
そこには顯進様だけでなく國進様、亨進様、聖進様のお姿があります。
真の父母様最愛の、信俊様のお姿もあります。
そのような光景を目撃してはじめて、オモニの犠牲と苦難の生涯が報われるのだと思います。
過去記事
顯進様はお母様を絶対に見捨てない
お父様のことを忘れないでください
お父様の遺言は八大教材教本
3件のコメント
松本孝二 · 2020年10月11日 7:06 AM
まことに正統なる見識見解に、深く共感感銘しました。心ある兄弟姉妹達にも広く伝えたいと思います。
農家の嫁 二世 · 2023年11月3日 9:40 PM
真のお母様が、6000年ぶりにやっとお生まれになられた、無原罪のエバ、三代の信仰のもとにお生まれになられた一人娘、独占女として、まだ一世の親世代は受け入れられていない方がいます。私の親もそうです。しかし、二世圏が本当にお母様と一体となって、一世の親世代にも、お母様のことを証て参ります。ご子女様が皆、戻ってこられることを願っています。
小木敏弘 · 2024年3月18日 10:17 PM
じっくり読みました。
結局、
真のお父様と真のお母様の主張されている内容が完全に真逆であるということです。
どちらかが正しいとすれば、もう片方は間違ったことを主張しているということになります。
真のお母様の主張どおりならば、
真のお父様の発言は嘘だらけ、
その行動は間違いだらけ、
という結論になるしかないのです。
真のお母様の主張を信じる!
ということは、これまで、
真のお父様のみ言は神様のみ言である!
と信じていた信仰を否定しなければならないのです。
まずは、どちらが正しいのが深い検討、
慎重な判断が必要です。
簡単に真のお母様の主張を受け入れている人は、それが真のお父様のみ言と歩みを否定しているのか気がついてないように思います。