お父様が聖和される最後の瞬間まで寄り添ったお母様はいまも、霊界のお父様と一つだと考えられています。しかし52年添い遂げた妻であっても、夫の遺言にない言葉を「生きている間は私に語らせてくれなかった」と主張し始めたら、残された家族はどんな気持ちがするでしょうか。
最終一体の真の父母を信じるか、裏切るかという「信仰」についてではなく、故人の遺言を尊重するとはどういうことかを考えてみましょう。

 

アボジの聖和から8年が経過し、ここまでオモニの胸の内に秘めた「本音」を、一通り聞くことができました。
「50年語ることができなかった秘密がある」と言う表現は、アボジの生前その秘密を語ることを許可されなかったことを意味します。

 

オモニの幾つかの発言内容から、アボジには責任分担不履行があったとお考えであることが伺えます。
アボジの責任分担不履行とは、「キリスト教が2000年間待ち望んだ独生女」について証をしなかったことです。

オモニのお考えでは、アボジが韓国動乱前に崔先吉さんと結婚したことも「失敗」となります。
「間違った結婚をした蕩減として興南監獄に行かれた」と聞いたときは、流石に耳を疑いました。
しかし確信に満ちてご自分の出生を証されるオモニを見ていると、そのような発想に陥るのも無理からぬことと思えてきます。

独生女の新郎という栄誉にあずかれるのに、原罪のある崔先吉さんと結婚したのは罪だというのです。
その価値観からしたら、喜進様のお母さんも朴サムエル氏のお母さんも、独生女の新郎を誘惑した罪の女ということになるのでしょう。

 

ここからは祝福家庭一人ひとりの、選択の問題です。
独生女神学が正しいなら、現代の摂理は大幅に書き換えないといけません。
アボジの業績は全てが否定される訳ではないが、「独生女の価値を悟れず、純潔の新郎として聖婚に臨むことができず、独生女に生涯絶対服従を強制したことは間違いだった」のだと・・・

家庭連合に残る食口は、「お父様と一つになったお母様に従う」を絶対視・生命視しています。
今後「霊界のお父様は、独生女の価値を悟れなかった罪を悔いておられる」などと言い出すのではないかと心配です。

 

原理講論では、「神のみ旨は絶対であるが、み旨成就は人間の責任分担次第なので相対的だ」とあります。
イエス様より継承した神様のみ旨は、八大教材というかたちで私たちに宿題として残されたのでした。
ましてやその教材を「遺言」とすら呼ばれたのだから、何を絶対視・生命視すべきかは自明ではないでしょうか。

教理研究院は、八大教材にも「独生女」が何度も語られていると主張しますが、欺瞞です。
オモニ自ら「50年語らせてもらえなかった秘密がある」と、不満を表明しておられるからです。
アボジがまだ存命中からオモニは、八大教材の改竄を指示されていたことが明らかとなっています(統一教会の経典の秘密p153,213)。
何より残念なことに、オモニが八大教材を訓読されるという話を一度も聞いたことがありません。

 

元老食口を念頭にオモニは、「50年アボジに従った因縁から独生女を受け入れることができない」と嘆かれています。
「独生女の価値を理解したのは、ユンヨンホただ一人だった」とも。

50年の因縁があるからアボジに遠慮しているのではなく、遺言のどこにも、独生女について書いてないのです。
生前立派に添い遂げた妻であっても、遺言にない言葉を「生きている間は語ることを許されなかった」と主張し始めたら、残された人たちは困惑することでしょう。

 

結局分派問題とは、「最終一体の真の父母を信じるのか、裏切るのか」という選択ではありません。
「お母様が遺言に反することを語り出したとき、お父様の遺志と生きているお母様のお考えの、どちらを選ぶか」という選択なのです。

 

アボジが訓読会の伝統を強調された一つの理由は、ご自分が霊界に行く日に真の家庭が、バラバラになる日が来ることを予見されたからです。
キリスト教のように、み言葉の解釈を巡って分裂するようになるのだと。

従って祝福家庭がいますべきことは、「最終一体」という宗教権威に絶対服従を誓うことではありません。
真の家庭が再生されることを願いながら、八大教材の訓読会によって自らの霊性を高めていくことです。
独生女のみ言葉や「平和の母」を訓読する食口に至っては、アボジの遺言から日に日に遠ざかっているのです。

カテゴリー: 意見真実

1件のコメント

近直樹 · 2020年10月6日 6:10 PM

独生女神学がただしいならば現代の摂理は書き換えなければならないとう意見に賛成です。独生女神学が正しいならばお父様の女性問題はお母様意外はすべて罪っすからね。どちらかというと私は独生女神学支持ですよ。お父様が何人女性を持っても良いなどという理論よりはいいと思います。

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