▼8月13日世界公文の内容

 

2022年8月13日に世界本部長であるユン・ヨンホ氏の名前で世界公文が発表された。

 

公文はすでに他のブログで拡散されている。

https://ameblo.jp/cosmosnokokoro/entry-12761474023.html

 

その中で注目すべき内容は以下の、4番目、5番目、7番目の項目である。

ーーー 引用開始 ーーー

4.このような中、最近の宣教現場の指導者たちから、統一家の永遠なる伝統であり信仰である真の父母様の位相を毀損するような、無分別な噂と、その噂を根拠にした様々な邪見に対する問い合わせがあり、世界本郡の公式的な見解と指針をお知らせします。

 

5.まず、さる4月19日から20日まで行われていた特別教育の講義は、研究者個人の信仰告白及び研究結果の見解であり、真の父母のみ旨と真意と心情を、きちんと込めることができていませんでした。さらには教理的な側面においても、世界本部の公式見解ではないことを明確にし、これ以上の公式講義は行われないことになりました。

 

7.これにより、世界本部においては真の父母様の承認のもと、天の父母様と真の父母様の位相と価値についての公式見解を整理した書籍を出版する予定です。ここに、各宣教現場に置かれましては、これ以上の非原理的な論争が起こらないように信仰指導をお願いします。

ーーー 引用終了 ーーー

要は今年の4月19日、20日の二日間にわたり、韓鶴子女史の指示で金振春教授が行った特別教育の内容を否定し、「あれは邪見であった」ということを、世界本部の公式見解とする公文である。

 

▼世界公文から透けて見える指導部中枢の状況

 

ここから推察できる家庭連合指導部中枢の状況について以下のようにまとめておく。

 

1.金振春教授が行った独生女論に関する講義は、彼自身が証言しているように、韓鶴子女史の信仰内容がそのまま現れたものである。

 

つまり、お父様には韓鶴子女史以外の女性との結婚など、恥ずかしい尻尾があり、一方でご自身こそが正真正銘、原罪もその他の罪もない独生女であるというのが、韓鶴子女史の考えである。

 

2.金振春教授の講義が行われた後、当然ながら内部指導者の間でも多くの反発と混乱があった。「お父様の恥ずかしい尻尾という考えは本当にお母様のお考えなのかどうか」など。

 

3.その上、安倍元総理の銃撃事件を発端として、家庭連合全体としてマスコミ報道によるダメージもあり、それだけでも食口が離れていく可能性があり大変であるため、ユン・ヨンホ氏としては、これ以上、独生女論による内部の教理的な混乱が続くのは避けたい状況

 

4.独生女信仰を広めたい韓鶴子女史と、組織を維持したいユン・ヨンホ氏との間で意見の対立が生まれたが、昨今の状況を踏まえてユン・ヨンホ氏が韓鶴子女史の説得に成功し、今回の公文を出すに至る。

 

5.ユン・ヨンホ氏は世界公文で金振春教授の特別教育を否定したが、そもそもそのような考え(公文いわく”邪見”)を持っていた人物が韓鶴子女史から天法院の院長として用いられ、世界から500名以上の指導者を集めた特別教育を担当していたという時点で、組織中枢で大きな意見の対立が起きていると見ることができる。

 

6.最近、韓鶴子女史は公的なスピーチの場では独生女論に触れるのを控えている。しかしながら36家庭を集めた集会では相変わらず独生女論を語られており、基本的な信仰と考え(本音)は変わっていない。

 

以上が、家庭連合指導部中枢の現在の状況についてである。

 

▼教権勢力の狙いと今後の展開について

 

続いて、今後の予想される展開についてである。

 

7.ユン・ヨンホ氏を筆頭とする教権勢力の狙いは法統体制(弟子による統治)の確立にある。事実、すでに彼らが作った「天一国憲法」と、その中で定められた「天一国最高委員会」が既定路線となっている。これは、真の父母様が何らかの理由で摂理を指揮できなくなった場合には、代わりに弟子である幹部らが議論しながら天一国最高委員会を通して法統体制で指揮を執るという意味であり、彼らが実質的に最高権力を握るということである。

 

8.それゆえ、教権勢力は法統体制確立のために、直系の血統である子女様たちを追い出すことをしてきた。お父様の目と耳を塞ぎつつ、國進氏と亨進氏を持ち上げて利用し顕進様を追い出すことに成功したと見るや、今度は韓鶴子女史を立てて國進氏と亨進氏を追放した。

 

9.そして今、彼ら教権勢力が自身の目的を貫徹するためには、事あるごとに独生女を主張して内部の不信を招く韓鶴子女史が邪魔になってきている。

 

10.かつてお父様に対してそうしたように、彼らは次第に韓鶴子女史の目と耳を塞いで都合の良い情報だけを報告し、韓鶴子女史の指示内容を取捨選択して都合の良い指示だけを伝えるようになっていく可能性がある。つまりは韓鶴子女史を「幽閉」し、事実上、有名無実な状態に置く可能性があるということである。

 

11.独生女論の宣伝役であった金振春教授の処遇が、今後どのようになるのかというところはまだ不透明だが、公文の内容からすると左遷される可能性が高い。しかし本音として独生女信仰を持ち続けている韓鶴子女史としては金振春教授を残したいはずで、彼の処遇に韓鶴子女史とユン・ヨンホ氏(教権勢力)の主導権争いの様相が見て取れるようになるかも知れない。

 

彼らはお父様を裏切り、亨進氏を裏切り、韓女史も裏切って復帰摂理の目的である真の家庭を除去したあと、すべての統一運動の組織基盤を手にしようとしている。

 

独生女論もなかったことにし、真の父母様を崇拝するようなカルト宗教をつくりあげて、祝福家庭をコントロールし続け、すべての権力や資産をほしいままにしようとしているのである。

カテゴリー: 真実

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