先月、多くの統一食口にとって文鮮明師との思い出深い、ベリータウンのUTS(統一神学校)の敷地ならびにボストン教会売却のニュースが入った。

https://www.hvpilot.com/news/bard-college-announces-14-million-purchase-of-former-unification-church-compound-after-months-of-rumors/article_82ead248-5339-11ee-8e94-6b7b12253c35.html

https://www.bldup.com/posts/beacon-hill-property-trades-for-20-5m

UTSは1400万ドル、ボストン教会は2050万ドルでの売却だという。現在のレートで合計52億円程度だ。

特にUTSといえば故孝進氏や顯進会長も通われた重要な地である。またFather’s Trail(父の小道)があり、文師が度々足を運ばれた場所でもある。神学生にとってはベリータウンの宿所からイーストガーデンの訓読会に参加したり、文師の釣りに呼ばれて参加するなど、「そこに行けば文師を思い出す」”信仰のベテル”と呼べる場所でもあるだろう。

摂理的な観点から見れば、本来はあらゆる宗教から優秀な学生がUTSに集い、普遍的な真理としての統一原理を探求し、宗教和合を促進する中心的な発信地ともしていくべきだった。

今回の売却は、家庭連合(旧統一教会)が単なる教勢拡大を目指す一宗教(独生女教団)となったことで上記のようなUTSに対する摂理的意義を見失ったことを意味し、加えて、訴訟の賠償金や日本の宗教法人格剥奪の可能性からさらなる経済難が予想されるためだろう。

この地に文師が投入された足跡が次々と消されていく一方で、清平には巨大な大理石の建物が建築されているが、真の父母を神格化し崇めるような信仰は、文師の本来の教えからはかけ離れている。

文師の国家も宗教も超越した功績が塗りつぶされ、あたかも自らを崇める教団を作るために生きられたかのような、清平の彫刻像や巨大な神殿しか残らないようになってしまうのだろうか。

そのような、人々に文師についての誤った認識を与える建造物は、いつの日か歴史の汚点として、撤去される日がくるだろうということを、憤りとともに予告しておきたい。

カテゴリー: 真実

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