昨年12月以来、世界宣教本部室長である趙誠一(チョ・ソンイル)氏が日本を巡回しながら各地で特別講義をしている。私たち有志の会ではその講義内容を入手し、彼が祝福家庭をだまし続けている、その偽りを暴露してきた。
≪「チョ・ソンイル氏の嘘を許すな!」シリーズ記事一覧 ≫
- チョ・ソンイル氏の嘘を許すな!(序)
- CBSと手を組んでいるというデタラメ
- ②『心情文化の主人』をお父様が激怒されたというデタラメ
- ③ネパールでは「国家復帰目前」どころか家庭堂が共産党傘下に!
- ③-2 ネパール家庭堂と共産党の契約書写真を公開
- ③-3 ネパール大手新聞社の記事
- ④800万人の信徒を持つ?ジンバブエの宗教指導者ウンダンガ氏の人物像
- ⑤アフリカ摂理が飛躍しているかのようなデタラメ
- ⑥ヨイドの土地を顯進様が奪ったというデタラメ!
≪ 弱気になったチョ・ソンイル氏 ≫
このようなシリーズを書いてきた結果、最近のチョ・ソンイル氏の講義内容を確認すれば、明らかに彼は上記シリーズで指摘した話題を大部分において語らなくなっている。チョ・ソンイル氏は弱気になっている。
特にネパールにおける家庭連合の活動として宣伝していたネパールは国家復帰目前であるかのような講義内容はぱったりと語らなくなってしまった。
ネパールで何が起こったのかを端的に言えば、昨年、ネパール家庭連合の協会長であり家庭堂党首でもあるエクナスダカル氏が選挙法の改正によって家庭堂での当選が不可能と見るや共産党と契約書を交わし、共産党議員として選挙に出馬した挙句に落選したのである。
世界宣教本部室長として、この事実を良く知っていたはずのチョ・ソンイル氏は昨年末以来、このすべての事実を隠したまま、ネパールでは相変わらず国家復帰目前という講義をして回った。しかし家庭堂と共産党が交わした契約書の写真まで公開されてしまったため、この話をすることができなくなったはずである。
≪ それでも懲りないチョ・ソンイル氏 ≫
ところが、チョ・ソンイル氏が今でも懲りずに宣伝して周っているのは、ジンバブエ使徒キリスト教会の会長であるウンダンガ大司教に関する情報である。以下は最近、仙台教会で彼が講義をした際の映像から書き起こしたものである。
– – – 以下、書き起こし – – –
ザンビアで族長たちを集めて祝福式をする時、祝辞を隣りの国のジンバブエの使徒教会会長であるウンダンガ大司教を呼んだのですが、ウンダンガ大司教はジンバブエの王族出身です。そして神学博士だし、歳に見えますけれど、今は51歳でまだ若いです。
だけど、どれくらい大きな基盤を持っているのかというと、3000教会を持っているのです。そして800万信徒。この方が祝辞に来たのですが、なんと啓示がおりました。「お前から先に祝福を受けなさい」と。この方が本当に衝撃を受けました。本当にすごいことは、神様が啓示を下さったので、その通りにしました。ひと家庭だけおいて祝福式を行いました。それから役事が起こるのです。
この方が感動を受けて原理を聴き、そして独り娘に対して、真の父母様に対して理解し「私が主管している教会のすべての人々を祝福する」と決心して、司教たちを中心として95組の祝福式を行い、昨年末、2000組の祝福式を行い、原理教育もして完璧に真の父母様が願う基準の祝福式を2000組、そして自分が持っていた教会を、そのまま全部「世界平和統一家庭連合」に登録してすべての信徒、すべての財産、全部を移動する作業をして、そして記者会見などした内容が今年10月に2万組、4万名の祝福式と10万名大会を準備しますと、このように宣布して、お母様は本当にこのウンダンガ大司教を中心として祈っておられます。拍手をお願いします。(大きな拍手)
– – – 以上、書き起こし終わり – – –
≪ 無知なのか?開き直りなのか? ≫
もしかするとチョ・ソンイル氏は本当に事実を知らないのかもしれない。ウンダンガ氏が昨年11月に打倒された独裁政権と癒着していた人物として、自身のジンバブエ使徒キリスト教会の中でどのような立場に置かれているのか、ウンダンガ氏自身が家庭連合指導者に対して、自身の立場を偽っている可能性があるからである。
しかしチョ・ソンイル氏が事実を知った上で「誰も調べはしないだろう」と考え、嘘を続けているのだとすれば、完全な開き直りとしか考えられない。
いずれにしても真実を明らかにするために、私たちは最近、ジンバブエ現地の新聞記事を3つ取り上げてきた。
- 800万信徒を持つ(?)ウンダンガ氏は、すでに教団から解雇(現地新聞より)
- ウンダンガ氏は自身を教団の終身会長にしようとして解任?(現地新聞より②)
- 「800万信徒を持つジンバブエ使徒キリスト教会が家庭連合に名称変更」?(現地新聞より③)
≪ 明らかになった事実 ≫
上の記事から読み取れる事実は以下のようなものである。
■ウンダンガ氏は今でもジンバブエ使徒キリスト教会の会長なのか?
⇒彼は昨年12月に教団内の司教協議会において満場一致で会長職から解任された。
■解任理由は何か?
⇒第一に独裁者の妻であるグレース・ムガベ氏を支えるG40というグループに関わり、宗教指導者でありながら政治闘争に加担したからである。第二に教団の規則を司教協議会に相談なく変更し、自身を「終身会長」の位置につけようとしたからである。
■「ジンバブエ使徒キリスト教会」は「家庭連合」に変わったのか?
⇒会長職から解任されたウンダンガ氏にそのような権限はないはずである。また、そのようなウンダンガ氏が家庭連合ジンバブエ支部の創設に関わったらしい記事は発見されるが、ジンバブエ使徒キリスト教会が家庭連合になった訳ではない。
家庭連合公職者は以上のような事実をチョ・ソンイル氏にハッキリと伝え、彼の講義が事実かどうかを問い質し、自浄作用を発揮しなければならない。また、すべての祝福家庭は真実を知り、現在の家庭連合指導部がどこに向かっているのかを正しく知らなければならないだろう。
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