櫻井正実会長の講義から重要部分を切り抜きでお伝えしています。


事件の背景を三つお話いたします。

まず、お父様はこの時まだ、2009年初頭まで、顯進様を絶対的に信頼しておられたので、2008年の世界的勝利に基づいて、GPHA(Global Peace Home Association)という名前で194カ国で世界大会をしなさいと顯進様に支持をされました。

これがもし行われたらとんでもないことになるので、この時、教権勢力は慌てふためきました。これが行われる前に潰さなければならない。彼らは動き出します。

事件の背景の2つ目として、米国理事会事件というものがあります。

七男の亨進氏が、仁進氏を米国総会長に、公文をもって「真の父母様の指示」ということで任命します。

おかしいんですね。世界摂理の中心を担うリーダーに、いきなり信仰のない、統一運動に関わりのなかった、お父様からも距離を置いていた人をなぜ総会長に立てるのか。これはおかしいということで、北米の大陸会長はお父様に確認しました。「本当に仁進様は総会長ですか?」と。

お父様は、「仁進は祝司長だ」と言われました。顯進様のもとで学びながら、牧会をしないといけないと。しかしこの指示を無視します。

北米大陸会長は後でお父様の録音記録まで持っていって、仁進氏に聞かせますけれども、無視します。

そして仁進氏は顯進様と共に歩んでいた米国の理事を大部分解任します。総会長でもないのに。でも公的にはもう公文で亨進氏が任命したので、総会長の権利を持ってやるわけです。

お父様は怒られて、元に戻せと言われます。元に戻せと言われて、仁進氏は元に戻すフリをします。実際には一部だけ戻して、自分の息のかかった理事をそのまま置いておき、もともと顯進様と共に動いていた理事はちょっとしか戻さず、ほとんどそのままにします。

こういう状況でお父様はどう認知されているのかと言うと、仁進氏は言うことを聞いて全員元に戻したと思っています。実はもとに戻したフリをして一部だけ元に戻しただけです。ですからこの指示にも従っていません。

米国総会長が変わらないので、おかしく思って色々な人がお父様に確認しに行きます。一人、二人ではなく、多くの人が確認すると、お父様は「米国総会長は顯進だ、米国の摂理は顯進が担当するのだ」と。・・・それでも仁進氏は無視です。

2009年2月には何度も繰り返しお父様が、米国は顯進が担当すると言っておられ、2月15日にも語られるのですが、これも無視です。彼らはお父様の指示に従っていません。

お父様が顯進様に、世界巡回に出発せよと指示された日程は2月25日です。ところが2月15日になっても、顯進様が総会長だと言っているにも関わらず、仁進氏は全く人的にも物的にも顯進様の世界ツアーをサポートしようとしません。そうしたら顯進様は世界巡回ができません。

そこで顯進様は2月24日に理事会を正常化するための米国理事会を招集するのですが、この内容を金孝律からお父様に「顯進様が勝手に理事を変更しています」と伝えられます。何故か。仁進氏が元に戻したとお父様は認識しているので、「今、三人の息子が一つになってくれと言っているのに、なぜあなたは紛争を巻き起こすのか」と、顯進様が紛争を起こそうとしていると勘違いされるわけです。

この前まで散々な偽りの報告がお父様に入っている中で、顯進様が今、この時点で米国理事会を変更しようとしているという風に、お父様に伝わりました。

「もうGPHAの巡回ツアーは取りやめだ」と言って、お父様がカンカンに怒って「束草に来い」と言われ、顯進様は従われます。誰がお父様に従って、誰が従っていなかったのか。

しかしお父様のもとに行った時、顯進様と大陸会長の報告をお父様は聞かれず、「すでに報告はすべて受けた。なぜ理事を勝手に変えて米国を混乱させるのか」と。教権勢力は顯進様がお父様に反することをしていると、お父様に認識させたのです。

 

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1件のコメント

   三輪有美子 · 2023年3月29日 4:58 AM

お父様は、神様とつながっていなかったのか?弟子たちや、子どもたちの状況を神様から教えられないのか?
お父様は、父親として、教育者として失敗したとみればいいのか?
 子どもたちが親の元に一つになっていないし、弟子たちがお父様の願いに反して行動をしているという事実から。

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