文亨進氏の豹変

文亨進氏の豹変ぶりには、驚くべきものがあります。写真だけでも一目瞭然です。

左側の、笑顔の写真の頃は、母である韓鶴子夫人を賛美していました。この頃には、自分が文鮮明師の後継者になると思っていたはずです。文亨進氏は以下のように2012年、語っています。

「お母様は、キリストであるお父様を通して、神様の妻として完成したと、理解することができます。(2012年)

「お母様は、真の母が通過しなければならないあらゆる試練と苦難に勝利され完成されました。(2012年)

旧統一教会の幹部は2008年頃から、が文亨進氏を「宗教的天才」とか賛美していました。3人の息子が分野を分け持ち、旧統一教会の会長になった文亨進氏が、3人の息子の頂点に立つかのように、幹部たちは、教会員に印象付けました。教会員達は、宗教や教会が全ての上位に立つと考える傾向が強いので、それを幹部に利用されたのです。

ところが、文鮮明師が他界してしばらくすると、母から蔑ろにされ、組織内の位置を奪われました。すると、文亨進氏は豹変し、以下のような言葉を激しくネットで語るようになりました。

「母は堕落したエバだ。真のお父様を否定した。天一国の第二王、お父様の後継者を否定した。母はバビロンの大淫婦だ。嘘と腐敗に満ちている。もはや真の母ではない。」

韓鶴子夫人文亨進氏を後継者として教会員に印象付けようとしました。それは、本意と言うよりも、むしろ文顯進会長の権威を落とすための対抗馬的な意味だったと思われます。いざ、文鮮明師が他界したら、自分が独生女として相続者となり、文亨進氏は自分に従属すると考えていたはずです。

韓鶴子夫人の豹変

韓鶴子夫人が文鮮明師に、文顯進会長が「異端者、爆破者」であると宣布をさせようとしたビデオを御記憶の方も多いでしょうが、その宣布文の時、文亨進氏を「代身者だ、相続者だ」と書いて欲しいと、韓鶴子夫人は文鮮明師に熱心に働きかけました。

しかし、韓鶴子夫人は、裁判の証言で、自分が文亨進氏を会長にしたが、「不完全で未熟」相手にもしない答えをしています。

「家庭連合の世界会長に亨進がなるように決定したのは私です。世界会長の就任式は、代身者や後継者を宣布するための儀式ではありませんでした。(2018年)」

「神様の王権戴冠式は、亨進を認めるための儀式ではありませんでした。彼は、代身者や後継者としては、まだ不完全で未熟です。(2018年)

文鮮明師ではなく、韓鶴子夫人が文亨進氏を会長にしたと言うのは、誇張に思われるかもしれませんが、そうではありません。「異端者、爆破者」宣布文のように、韓鶴子夫人が熱心に夫に働きかけて、文鮮明師が受け入れざるを得ないようになったのなら、就任は韓鶴子夫人が決めたも同然です

ところが自分が後継者になるものだと思い込んでいた文亨進氏にとって、韓鶴子夫人の豹変した言動は、裏切りの連続だったはずです。

確かに、母が子を利用するのはいけないことです。でも、褒められたからといって、舞い上がってしまい、否定されたら罵詈雑言を投げかけるのも、いけないことです。そうではないでしょうか?

儀式か中身か

本来、宗教的教えは、人格者を育てるものです違うでしょうか?人格者とは、一貫した言動を持つものであり、儀式や、誰かが「天才」と言って決定されるのではありません。中身の問題です。

韓鶴子夫人や文亨進氏の言動を見ながら、「私が入った統一運動はこのようなものではなかった」と思わないでしょうか?私たちが統一運動に入ったのは、儀式や宣布に惹かれて入ったのでしょか、それとも本物を見つけたと思ったから入ったのでしょうか

文亨進氏が第二王となったと教会員が思うようになった儀式は2009年の神様の王権戴冠式です。その儀式は神様の王権戴冠式、つまりは、神様の霊的権威を復帰するための儀式だったはずです。しかし、文亨進氏が主張したのは、地上の実体世界での王です。では、その王の国はどこにあったのでしょうか?教会が国でしょうか?教会は国ではありません。この王権戴冠式に関してもっと知りたい方は、郭錠煥先生の本、「事必帰正209ページから212ページをご覧ください。

本来の権威

創造原理において、神様はアダムに権威を与えました。それは聖書やコーランに書かれている、アダムに万物を名付けさせたという物語に象徴されています。でも、アダム的人物はただの儀式や宣布式で権威を神様から相続するのではありません。原理には、人間の責任分担があります。その責任分担が果たされてこそ、権威の相続がされます。

その責任分担とは三大祝福の内容です。自己主管、子女繁殖、万物主管という三大祝福とは、一人の個人や一つの家庭だけでなく、世界的規模に人類が広がった今の時代で言えば、神様中心の文明圏を成就することです。ですから、原理講論の終末論において、世界的な文明圏における様々な変化が三大祝福復帰の現象として説明されています。そして、宗教というのは、文明の一部です。宗教だけに集中して文明ができるのではありません。文明は政治、経済、芸術文化も含めて、人間生活の全てを包括するものです。

イエス様が2000年の間、人類に影響を与えましたが、その最大の影響は、基本的人権や自由を人類が認識するようになったことに象徴される文明への影響であり、宗教そのものよりはるかに大きな影響を与えました。基本的人権や自由の保障に象徴されるように、アダム的人物とは、人類を解放する人物であり、宝座に座って自分の権威を主張するのではありませんまた、アダム的人物は一宗教の会長の立場でもありません。ですから、文鮮明師は、一つの宗教をつくることが自分の意図なのではないと語ったのです。

イエス様の生涯を見てみましょうイエス様はアダム的人物として責任を果たそうとしました。でも、イエス様が、何かの儀式でどうしたこうしたという話がありますか?しかし、イエス様は2000年の間、世界に影響を与えてきました。それはイエス様の生涯に示された道徳的権威のゆえです。その道徳的権威は神様の権威に由来し、基本的人権や自由の保障に連結されました。

そして、文鮮明師の教えに賛同し、統一運動に入った人達は、イエス様が神様ではなく人間だったことを知り、そのイエス様の生涯に感動したのみならず、自分たちも人間として成長し、神様が本来意図した人間となろうと思ったはずです。それがどうして儀式に頼り、文鮮明師の語る言葉の言葉尻に頼って、教会内の政治が行われるようなことになったのでしょうか?

問題は幹部から始まった

文亨進氏が第二王として相続者となったと主張する、2009年1月の神様の王権戴冠式に関しては、多くの教会員が知っています。ところが、直前の2008年のクリスマスの時に、文鮮明師が、文顯進会長を真ん中に、文亨進氏と文国進氏を左右に立たせて、兄である文顯進会長を中心として一つになることの重要性を語ったことは知りません。

この時には、聖殿建築のためのお金を、文鮮明師は与えようとしたのですが、そのお金はまず文顯進会長に与えられ、最後に文亨進氏に与えられました。宗教分野の会長として、聖殿建築をする立場にあったのですから、文亨進氏に与えられるのは当然でしょう。しかし、だからと言って、兄の上に立つことを意味しません。

なぜ、文顯進会長が真ん中で、文顯進会長を通して弟にお金を与えたのでしょう?それは文顯進会長がアダム的権威を持った人物だからです。宗教も、アダム的権威の前に従属する立場だからです。

でも、そのアダム的人物の権威を失墜させようと策動したのが、旧統一教会の幹部です。旧統一教会の幹部は、自分たちに都合の悪いことは伝えようとせず、自分たちに都合の良いことは誇張して宣伝しました。

2009年の初め、文鮮明師は、文顯進会長に、世界巡回しながらGlobal Peace Home Association組織するように命じました。もし、2008年の勢いのままに、この世界巡回をして、この組織を作ることができていたのなら、家庭連合も含めて、全ての組織は、このGlobal Peace Home Associationに入り、その全体を文顯進会長が指導する体制になったはずでした。

前回少し書いたように、文鮮明師の肉体の衰えが顕著となり、次の世代への交代が迫る中、実子を押し退けて、韓鶴子夫人の側に付くことで、教会内での自分を守ろうとした幹部から、今の問題は始まりました。ゆえに、Global Peace Home Associationは成功してはなりませんでした。そこから統一運動の未来を揺るがすソクチョ事件が起きました

 


より深く真実を知りたい方は、以下の動画を御覧ください。(概要欄の目次のリンクをクリックすると途中から見ることもできます)

統一運動の分裂の真相と神の摂理に生きる道 Part1

▶ 統一運動の分裂の真相と神の摂理に生きる道 Part2


2件のコメント

福井勇夫 · 2022年11月23日 6:30 PM

ご家庭の分裂問題の解決はお母様を始め、子女様
お一人、お一人、各人が皆真のお父様の下に帰る
事以外に無いと考えます。
それ以外には解決の道は有り得無いのです。
顕進様も悔い改めてメシヤで有る真のお父様の
下に帰らなければならないのです。

    daichi · 2022年11月26日 2:11 PM

    >福井さん
    コメントありがとうございます。
    真の父母様も、真の子女様も、私達も、人間一人ひとりに責任分担があり、誰しも神様の御旨に努力して一致しなければならないことはその通りです。
    メシヤであるお父様が神様から託された御旨は、真の家庭の完成を通して、全人類に対する救いの門を開くことでした。
    お父様はもう地上におられませんが、今後、どなたがそのような御旨を引き継いで行かれるのか、ということを、私達は判断しなければならないでしょう。

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