*教理研究院の動画、「『特別祝福式』の誤り」に関する有志の寄稿文をシリーズでお届けする。
この講義に影響を受ける食口が果たしてどれだけいるのだろうか。原理の本質が分かっていない。あたかも、律法を根拠に、イエス・キリストを批判している律法学者のようである。
「それは律法のどこに書いてあるのか」と。
旧約聖書は、決してイエス様の教えを否定していない。むしろ新約の教えは、旧約の教えを成就するものだった。しかし、彼らがイエス様の語るところを「異質」なものとしか受け止められなかった理由は、彼ら自身の聖書を見るフレーム(枠組み・捉え方)に問題があったからである。
歴史の目的は「メシヤ」であり、さらに言えば、「真の父母」であり、究極的には「真の家庭」にある。メシヤの目的は、「真の父母」になることであり、真の父母の目的は「真の家庭」を成すことにあった。真の家庭なくして真の父母の勝利があり得ようか。しかし、家庭連合は「真の父母」のみを強調し、生命の木は「真の父母」だけを指すのであって、祝福も「真の父母」だけに接ぎ木されることなのだとして、そこから話を進めようとしない。
原理的に考えるなら、真の父母の勝利権も祝福の祝祷権も、真の子女によって「相続」されなければならない。真の父母から真の家庭や真の子女を切り離してどうしたいのだろうか? 現在、教団の意に適う御子息が不在だからといって、お父様の心情と伝統を受け継いで立とうという子女を躍起になって批判し、次の時代に真の父母として立ち得る存在を全否定して、一体、統一運動に何が残るというのだろうか?
真の父母の重要性は誰も否定していないし、それを強調する御言があるのは当然のことだろう。しかし、それしか見えておらず、その先を見据えようともしない。「一を知りて二を知らず」である。「真の父母」宣布も、「成約時代」の到来も、「真の家庭」なくしてあり得なかったことを忘れ去ってしまったのだろうか。
「私は今日、人類の最初の真の家庭の完成を、皆様の前で宣布することができたことを無上の光栄と思います。…三代が一つの家族として共に生きながら、私たちは家庭的次元で、聖書で述べている生命の木の中心の根(祖父母)、中心の幹(父母)、そして中心の芽(子女)を確立しました。皆様も真の家庭の血統に象徴的に接ぎ木されて、共に理想国家と理想世界建設のために、先頭に立ちましょう。これが正に、成約時代の幕開けを意味します。」(1993.9.14「真の父母と成約時代」)
次回へ続く
2件のコメント
脇島啓城 · 2019年7月18日 10:23 PM
確かに、今の家庭連合のリーダー達は、2000年前のイエス様の時代のパリサイ人や律法学者及び、再臨期におきまして、お父様とキリスト教徒のリーダーと同じ過ちを繰り返してます!
原岡教子 · 2019年7月18日 11:29 PM
家庭連合の「特別祝福式の誤り」動画、内容はめちゃくちゃで…第4時アダム解説の表も原理的にめちゃくちゃで…これを観ておかしいと思わない方がどうかしていると、驚いてしまいました。ご子女様方をバカにするのも度が過ぎる。
上記解説が正論であると思います。我々食口がおかしくなってもヒョンジン様が正しくあって下さっている事に感謝ですし、ヒョンジン様と一緒に正しい解釈の方向へ導いて下さっている先輩方、櫻井会長に深く感謝しています。