真のお父様のメシヤとしての使命が創造目的の実現にあり、その創造目的は神様を中心とした真の家庭を建設することである。そして真の家庭に人類を接ぎ木して救済し、真の家庭を拡大して神主権の国家と世界を建設しなければならない。それゆえ真の父母様と真の家庭の顕現こそ人類歴史上初めて神様の創造目的が実現する新しい黎明の時がくることを現わす。神様の創造目的を実現する真の愛・真の生命・真の血統の根の家庭が立てられることによって人類救済の門戸が開き、神主権が樹立され得る新しい時代が始まったのだ。それゆえ真の父母様と真の家庭の顕現は、真のお父様の生涯最高の業績であり遺産である。これはまたお母様の権威の土台でもある。

真の父母様と真の家庭の摂理的責任

真の父母様と真の家庭の顕現は、真の父母様と真の家庭の摂理的使命成就という課題を伴う。それはアダム家庭の失敗を勝利的に復帰することである。

“再臨主は第何アダムですか。第3アダムです。第3アダムは何をしに来たのですか。真の父母になる為に来ました。真の父母になって何をするのですか。真の家庭を成します。真の家庭をなして何をするのですか。先生の後ろにアダム家庭の失敗家庭があります。これを整備しなければなりません.”[1]

アダム家庭の失敗は父母と子女の2世代にわたって起きた。最初の失敗は父母世代でアダムとエバが男性と女性に対する神様の期待を成就できずにアダムがサタンと一つになったエバに従って行くことによって主管性転倒の問題を起こしたことである。第2の失敗は、子女世代で長子権問題をめぐってカインがアベルを殺害したことである。アダムとエバの過ちを取り戻す為に神様は子女世代を通じて復帰摂理を進めたが、カインがアベルを殺害することによって、これも失敗に帰すこととなり、このようなカインとアベルの闘争の歴史は人類歴史を全て戦争と葛藤の歴史にしてしまった。真の父母様と真の家庭はこのようなアダム家庭の2世代の失敗を勝利的に復帰しなければならない。

真の父母の定着

第1に真のお父様とお母様が男性と女性に対する神様の期待を成就し、男性と女性の正しい関係を立ててアダム家庭のアダムとエバの間の問題を解決し、真の父母様が定着しなければならない。真のお父様は男性の四大愛、即ち息子の愛・兄の愛・夫の愛・父の愛を完成して男性とは如何なる意味なのか、神様の男性相は如何なる姿なのかを現わさなければならない。お母様は女性の四大愛、即ち娘の愛・妹の愛・妻の愛・母の愛を完成して女性とは如何なる意味なのか、神様の女性相は如何なる姿なのかを現わさなければならない。それゆえ人類が模範とすることができる男性と女性の先例とならなければならない。

このような真の父母様の摂理的責任をめぐり真のお父様は男性の四大愛を実践され、神様の男性相を現わすことによって全ての男性の為の先例を立てる生涯を生きられた。そうであるならばお母様が歩むべき道は何か。真の父母様が定着する為には真のお父様が失敗したアダムを代身して神様の男性相を代表する実体になられたように、お母様は失敗したエバを代身して女性の四大愛を実践し、神様の女性相を現わすことによって全ての女性の為の先例を立てなければならない。また真のお父様と一つになりエバが犯した主管性転倒の過ちを勝利的に復帰しなければならない。

しかし、このような摂理的責任があるにも関わらず、お母様は独生女の道を進むことによって摂理的責任を完遂できずにいる。2014年7月1日の天正宮訓読会でお母様は次のように語っている。

“血統転換、私は母胎からです。皆さんはこれを信じなければなりません。お父様の歴史はそうです、イエス様の顕現と共にイエス様の仕事を承継したその時が、その瞬間がお父様は独生子の資格です。分かりますか。それを知らなければなりません。今まで2千年の歴史は独生女を探してきた歴史です。この歴史的な秘密を私が明らかにしています.” (2014年7月1日、天正宮訓読会)

“私がこの座に来るまでは天の保護圏にありました。私を教育した人は誰もいません。独生子と独生女は同等です。独生子が独生女を教育したとは言えません。何のことか聞いて分かりますか。そうだったので私が決定したのです。私が決心したのです.” (2014年10月27日、天正宮、世界指導者特別会議)

“私はお父様に初めて会った時に摂理歴史が分かり、蕩減復帰摂理歴史も分かった。私は原理を勉強したわけではなかったが、それなのに分かった” (『統一世界』2013年9月号、2013年8月24日)

“私は腹中から3代が独り娘の母系で血統を転換し原罪を清算して、純血で誕生した独生女だ。しかし、お父様は原罪を持って生まれた.” (2016年12月25日、天正宮)

“原罪を持って生まれたお父様は、私、即ち原罪なしに地上に生まれた独生女に会って原罪を清算されるのです.”(2016年12月30日、天正宮)

“私が1943年に生まれたと言いました。そして1945年に解放されました。その時お父様は南韓におられました。南韓におられるお父様に天は以北に行けと命じました。それがどういう意味なのか分かりますか。独生子の位置を探していく過程です。まだ独生子ではありません。ですから私には誰か教育した人がいません。私に原理を教えるとか何かの教育をした人はいません。お父様もできませんでした。私は私が決定しました。…ところが女性を無視しているでしょう。だから摂理が完成することができません。摂理の完成は独生女から始めます.” (2019年 7月25日、釜山教会)

お母様が言う「独生女」の意味は、神様の主権と血統を持ってこの地に独生子として誕生した真のお父様のメシヤの権威を否定するものだ。それだけでなく真のお父様の生涯全体を嘲弄し破壊する行為であり、エバの主管性転倒の過ちを繰り返しているのである。そしてそれはお父様ではなくお母様自身がメシヤや真のお父様とは無関係な新しい宗教を創設したことを意味する。このようなお母様の衝撃的逸脱によって現統一教会を指して「独生女教」と呼ぶようになったほどだ。

お母様が真のお父様と完全に異なる道に進んでいることが明確であるにも関わらず、独生女教団の指導者たちは祝福家庭に「真のお母様は真のお父様と一つだ」と教えている。これは真のお父様に対するお母様の背信を正当化して祝福家庭を欺瞞することによって、お母様に従いながら真のお父様とは何の関係もない道に進んでいる自分たちを合理化する為の述策であり犯罪である。

真のお父様が生涯においてメシヤとして責任を果たしたとしても、お母様は責任を完遂できず真の父母様の位置が未だ定着できずにいる。お母様がこのまま独生女の道に固執すれば、お母様は真のお父様と永遠に他の道に行くようになるのであり、真の父母様は当代に定着できなくなる。そうなればお母様は失敗した女性として歴史に名を残し、その重荷が真の家庭の2代にまで移行するようになる。このような天宙史的非運が我々の目前に迫りつつあることを知らなければならない。この全てのことをきれいに整理して新たに出発できる唯一の道は、この問題を起こしてきた張本人であるお母様が神様と真のお父様の前に悔い改めて本然の位置に戻ることである。

真の家庭の定着

アダム家庭の失敗を勝利的に復帰する為には、第2に真の家庭に長子が立てられ神様-真のお父様-長子と続く三大王権の縦的軸を確立し、長子権を持った息子がお父様の継代を引き継がなければならない。また、立てられた長子と祝福を通じて拡大された真の家庭の一員となった祝福家庭が一つになることによって、アダム家庭のカインとアベルの問題を解決して真の家庭が定着されなければならない。

このような摂理的責任の為に真の家庭に三大王権の縦的な軸が実体的に立てられた天宙史的な事件が即ち1998年7月19日に挙行された顯進様の世界平和統一家庭連合世界副会長就任式だ。この就任式は単なる統一教会内部の行事ではなかった。真のお父様はこの就任式を通じて統一家の指導者と平和大使をはじめ各界各層の指導者たちを招待されて、顯進様が何者なのかを満天下に明らかに示し、その喜びを「万歳、万歳、万万歳」と表現した。

真の家庭において三大王権の縦的な軸が立てられたので、その後の神様の摂理は2通りに進められた。第1に2001年1月13日に神様王権即位式が挙行された。神様の永遠の主権を現わす三大王権が立てられたのでこの即位式が可能だった。そしてその基盤の上に神様の主権が地上に実体化される基元節摂理が始まった。

基元節とはどういう日なのか。神様の真の愛の主権が全人類に及び、神様の下の一家族の夢が鮮明に現実化される日である。創造原理に説明された神様の夢、即ち神様の創造理想が遂に地上に実現される日なのだ。

基元節を通じて神様の夢が現実される為には第1に家庭的基盤が造成されなければならない。家庭的基盤は、国家的基盤と世界的基盤、さらには基元節の為の最も重要で根本的な基盤となる。この為に神主権の根であり始めである真の父母と真の家庭の定着と併せて、祝福を通じて神様中心の家庭を形成することによって家庭的基盤を造成する摂理が進められ、顯進様は家庭連合を通じてその基盤を造成していった。第2に国家的基盤が造成されなければならない。この為に韓半島統一を通じて神主権の天一国を創建することによって国家的基盤を造成する摂理が進められ、顯進様はCARPなどを先頭に立ててその基盤を造成していった。第3に世界的基盤が造成されなければならない。この為に既存の国連をカイン格として天宙平和連合を通じてアベル国連を形成し、この2つが一つになった基盤の上に父母国連の基盤を築くことによって世界的基盤が造成される摂理が進められ、顯進様は天宙平和連合世界議長としてその基盤を造成していった。

第2に真の家庭において三大王権の縦的な軸が立てられたので、神様の摂理は父子協助の時代に突入した。真のお父様は父子協助時代に立てられた息子は単なる息子ではなくメシヤを立てるのと同じだと語られた。

“父子協助時代に移行するのです。父子協助時代になれば、ここで全て終わるのです。分かりますか。母子協助基盤の上で子を立てるのです。メシヤを生まなければならないのと同じく、メシヤを立てるのと同じく…”[2]

父子協助時代に顯進様は如何なる立場なのか。単に真の子女の中の一人の息子ではなく、再臨主であり第3アダムとして来られた真のお父様の遺業を継承する第4アダムの立場に立つようになる。したがって神様は父子協助時代を出発されながら同時に第4アダム時代を開いて下さった。それゆえ1998年7月19日の顯進様の家庭連合世界副会長就任式は、第4アダム時代の出発の意味でもあった。この就任式で真のお父様は次のように語られた。

“この三代を中心として天の公的な責任を任命するということは天宙史的異変だと思います.”[3]

“サタンの血統を断絶しきれいに清算した後に、天の直系子女が家庭を中心として第4アダム勝利圏を、このように連携可能なバトンを、ここから出発が始まるようになったという事実が驚くべきことだということを皆さんは知らなければなりません.”[4]

第3アダムであるお父様の勝利的基盤の上に第4アダムである顯進様が立てられることによって、アダム家庭の父母と子女の2代にわたった失敗を勝利的に復帰する摂理が出発するようになったのである。それゆえに今や人類を神様の血統に連結し神様の子女に戻すその祝福圏が次の世代の顯進様に相続されるようになる。真のお父様に続いて顯進様を通じて人類は神様の血統に連結され神様の所有権に転換され、この世の中は神様の主管圏に移されるようになるのだ。それゆえ真のお父様は次のように語られた。

“顯進君が父子一致理念を中心として祝福行事を天地どこでも願うままに行える解放時代になります.”[5]

お母様には神様の種がないので、人類に祝福を与える権限がない。また他の真の子女様たちにもその権限はない。神様の種を持っている第3アダムである真のお父様と第4アダムである顯進様だけが祝福の権限を持っている。

顯進様と真の子女様たちの関係はどうなるのか。顯進様は兄弟たちの中の一人ではない。もはや横的関係ではない。顯進様は縦的軸に立っておられ、第4アダムの位置にあるからだ。それゆえ真のお父様は次のように語られた。

“(真の子女の末子、情進様に) 顯進兄がするとおりに顯進兄を絶対視しなければならないというのです。仁進や孝進や聖進と比較するのではありません。絶対服従しなければなりません。先生の代身として立てました.”[6]

真の子女様の弟妹の立場にいる祝福家庭においてこれは如何なる意味なのか。顯進様が単に真の子女の一人ではなく真のお父様を代身し、神様の血統を縦的に連結し、神主権の未来を代表する方なので真のお父様に侍ったように、真のお父様に従ったように、真のお父様と一つになったように私たちは同様に顯進様に侍り、従い、一つになって神様のみ旨を成していくべき摂理的位置に立っているということを意味する。

真のお父様は聖和された。三大王権の立場から見ると、霊界に行かれた真のお父様は過去を代表した立場におられ、顯進様は現在を代表した立場に立っている。神主権の種であり、真のお父様の血と肉である顯進様が真のお父様の遺業(レガシー)を継承し神様のみ旨を勝利的に成しているということは、神様の摂理において希望であり私たち全てにとって大きな福である。

真のお父様が霊界に行かれ、お母様もエバの過ちを繰り返したとしても、顯進様が現在を代表した位置に立っておられ顯進様家庭が真の家庭を代表した位置に立っているので、顯進様と全淑様を通じて真なる男性とはどういう意味であり、真の女性とはどういう意味なのか現わすことができるようになった。また顯進様家庭を通じて神様のみ旨に対する主人意識、真の愛の理想家庭に対する正しい先例が立てられる時代となった。


[1] 『み言葉選集』 284巻 p. 119、1997年 4月 16日.

[2] 『み言葉選集』314巻 p. 229、2000年 1月 5日.

[3] 『統一世界』 p.20.

[4]  Ibid., p. 29.

[5] 『み言葉選集』332巻、pp. 299-300、2000年 9月 24日.

[6] 『み言葉選集』324巻、p. 142、2000年 6月 18日.

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