草創期を築いた43双の櫻井節子夫人がラジオ放送を始められました。第2回は、郭錠煥先生の書信を紹介しながら「天一国創建特別祝福式」について語っていらっしゃいます。

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皆さんお早うございます。お元気ですか、櫻井節子です。今朝は前回に続いて郭錠煥先生の書信とその感想の二回目をお送りしたいと思います。

郭先生は昨年8月顕進様が主管されて行われた特別祝福式に参加されて、こうお話していらっしゃいます、拝読いたします。

昨年の夏、私たちは、皆、顯進様が主管される天一国創建特別祝福式に参加し、真の家庭にもう一度接ぎ木されるという大きな恩恵を受けました。顯進様は私たちの真なるアベルであり兄の立場から、顯進様を追い出し迫害してきた祝福家庭を許してくださいました。そして彼らが天の前に悔い改め、真の家庭につながって、天一国創建の主人となることを心から願われて祝福式をしてくださったのです。この天一国創建特別祝福式は1回だけの祝福式ではなく、これから全祝福家庭が自身の誤りに対する贖罪と共に必ず通過しなければならない過程であるため、摂理的に重大な意味を含んでいます。

こう書いておられます。この内容については今、全くと言っていいほど理解されておりませんので、ここで少しご説明させていただきますね。

ここでいう私たちの過ち、天の前に悔い改め、許して頂かなければならない内容というのは、決してご父母様に対する不信仰を言っているのではなく、むしろ真の子女様方に対する、つまりアベルの子女様に対する私たちカインの子女たちの不信仰という内容なのでございます。

父母様には二種類の子女達がおりますね。実体のアベルの子女様方と、私達カインの子女である祝福家庭ですね。この両者を一体化させ一つになしえてこそ、父母様は初めて「子女を復帰した真の父母」としてお立ちになり、真の父母として定着することがお出来になるわけです。

ですから、昔から真のお父様はそのことを何度も何度も私たちに教えてこられました。もちろん、真のご子女様方には、何としても祝福家庭を愛しなさいと教えてこられたと思います。

私よく覚えていますけれども、70年代80年代の始め頃まで、お父様はよく「先生は今君たちと親しく付き合っている。だからといって先生は君たちのアベルじゃないよ、父母なんだ。しかしまだ先生の子供達が年幼いから、アベルの位置に下りてきて、君たちに対している。しかし君たちの本当のアベルは先生の子供達だよ」、こう言われました。

ですから当時、どこか出かける時、映画などにですね、また何か行事をするときなどは、誰かれのご子女様を同伴されて両方の子女を同じように愛されるように父母様は努めて来られました。

だから私たちが子女様に親しみ、子女様を通じてもっと父母様に近づけるよう願われたのだと思います。そのようにして父母様はいつもそのこと教えてこられましたけれど、私たちがそのように歩めず信仰条件が不足する時には、いつもアベルの子女様方が犠牲となり摂理は延長してきました。その辺のことは皆様よくご存知だと思います。

そして90年代を迎え、済州島やアラスカなどで、16万女性修練会が行われた時も、お父様はそのことをお話しされ、もちろんあの時はいろんなお話をなさいましたけれども、特に印象的だったのは、祝福家庭はカインの子女として全存在を賭けてもアベルの子女を守らなければならない。カインの子女がこの責任を果たせない時には、アベルの子女が犠牲となり、ひいてはすでに勝利された真の父母に対してさえサタンは打ってくるようになる。

この当時講師をしておられて、その内容を一冊の本としてまとめるよう指示された須藤先生は成約摂理解説の中にそう書いておられます。

そして1998年 顕進様が家庭連合世界副会長として就任された後も、そういうお父様の教えは徹底しておりました。顯進と一つとなれ、各国の会長達も「あんたたち自分勝手に計画し行動するんじゃない。顕進と一つになって顕進を通じて行え」そう指導しておられました。

しかし食口達は今までの習慣性からでしょうか、皆父母様に直行しようとしますね。結果ご子女様方がないがしろになっていく。つまり子女様に疑問があったりするとカインアベルとして一つに努力をするより、そういった内容をすぐ御父様にご報告して言いつけるような形になってしまったり。

そしてリーダー達とご子女様方が一つになれない時、葛藤したりする時は、お父様は決まってアベルの子女様方を叱り、打たれました。そういう場面を私、何度も見てきたような気がするんですね。そのようにして2000年代後半摂理の最絶頂期を迎えました。

当時アベルの子女様方の中心におられたのは言うまでもなく文顕進様でございました。副会長のみならず、あらゆる機関の中心的位置に立っておられました。

この方に対する風当たりは次第に強くなり2007年・8年・9年以降、顕進様批判と攻撃は凄まじくなっていき、ついに不従順な、不服従な子女とかですね、堕落したアダムとまで批判し荒野に追い出してしまいました。そのような状況は未だに続いている、と言えますね。

顕進様を排撃するそのような動き、これはなにゆえだったんでしょうか。実はこの間、顕進様、何一つ変わっていらっしゃいませんでした。私、こちらに来てそのことがよく分かりました。色々言う人々、ほとんど実情を知っておられない。10年間お会いもしていないんですから分かるはずがありませんね。ですから真実を知らないといけない。

しかしこの辺の内容については、別の機会にお話ししたいと思います。しかしこういった子女様に対する決定的な不信仰をサタンは讒訴しないでしょうか。サタンは我々に不信仰や罪を見出す時 絶対見逃しません。

何故、あれほど熱く燃え上がっていた、それまでの教会の空気が今、今潮が引くように冷めていき、あの生き生きとしたパワーが失われていってしまったのか。あれほど頑張っているのに。それはなんと、世界の統一家教会グループの上をサタンの讒訴圏の真っ黒い暗雲がしっかり覆い尽くしているからなのでございます。

もちろん皆さん方お一人一人はそのような不信仰を犯したり、顕進様を迫害、攻撃したわけではありませんね。上の方の良くない代表者何人かが行ったことでございます。我ら、あずかり知らない内容ですね。しかし不信仰の罪が存在している限り、サタンは絶対見逃さないし、後に引きません。

ちょうど2000年前イエス様を不信し、十字架につけたのはごくわずかの律法学者や祭司たちでございました。しかし、その罪は連帯罪となって全ユダヤ人、全イスラエル民族の上に全てかぶさってしまう 結果になりました。

今いまの統一家も全く同様ですね。摂理の最絶頂期における、限られたわずかな責任者たちの心無い言動、不信仰が今や統一家の全祝福家庭の上に大きなサタンの讒訴圏となって連帯的に背負わなければならない罪となってのしかかっているからなのでございます。

ですから、祝福家庭も以前の祝福家庭とは違いますね。お荷物を背負わせられた家庭となってしまっております。だから皆さん、皆さんがもしこの地上生活を終えて霊界に行ったら、それらの讒訴圏をそっくりそのまま背負っていく形になります。

そこで神様は私達に贖罪祝福という祝福を与え、その罪の重荷を下ろして今一度ゼロ地点に立ち帰らせ、真の家庭に接木させ、本来の祝福家庭として堂々たる天一国創建の主人となって歩んでいってほしいと願われて、この度 第1回目が昨年8月行われました。

顕進様ご夫妻を通じての天一国創建特別祝福式が施されることになったわけでございます。従いましてこの祝福は昨年一回限りのものではなく、今後全祝福家庭が必ず貴い恩賜として 通過しなければならない過程となっているのでございます。重要な内容ですね。しかし耳を傾けてくださらないから問題でございます。

「何、もう一度顕進様の祝福。これ、血統に関わる内容に違いないから行くな、絶対に良くない」そういうナレーションになっているんでしょう。皆さんはしっかり天に祈って判断してみないといけないと思います。このままだったら大変なことになりますね、この霊界に行ったら大変です。分からなければ霊界に聞いてみたら、お祈りしてみたらいいと思います。

そういうわけで、今日は天一国特別祝福式について天一国創建特別祝福式についてお話しさせていただきました。時間となりましたので今日はこの辺で終わります。

皆様何かご質問ご意見ご感想などございましたらお寄せ下さい。この場でご一緒に考えてみたいと思います。

今日はありがとうございました、以上で終わります。


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