元CARP北日本ブロック長 Yoshioka Shunsuke
尊敬するCARPの核心リーダーの皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 私は数か月前にCARPを出るようになりましたが、今までの人生の半分をお世話になったCARPであり、そこで与えていただいた神様との出会いが私の信仰の原点です。今でもCARPに残って苦労される純粋なリーダーの方々とメンバー達に対する愛着は変わりません。
私は今年の三月、フィリピンでの顯進様の大会に参加しただけでも「全く運勢が違う」と実感しましたが、5か月が経ち、私は益々そのことを感じるようになりました。私達の共通の目的は神様のみ旨を成し遂げることです。そしてそれは組織の枠組みを超えたことです。皆さんが組織的・教派的観点に縛られることなく、顯進様がみ旨のために何を成し遂げておられるかを知ることができれば、その内容が福音として感じられるに違いありません。
かつて私たちが自分の人生をかけて献身した時、み旨が成就する未来(あらゆる次元における統一)を信じたが故に、献身したのではなかったでしょうか? 決して今日のように真の家庭と統一家が分裂してしまう未来を想像すらしていませんでした。もしも皆さんが家庭連合内の情報を信じ、真の家庭の長子である顯進様が、み旨とは別の道を行かれていると信じているのであれば、献身した当時の晴れ晴れした心情に比較して、今は暗雲が立ち込めざるを得ないはずです。長子こそが未来を表しており、天運の中心である真の家庭の四位基台を完成させる位置だからです。
しかし、家庭連合から追放され、家庭連合内では「分派」として伝えられていた顯進様が、実は今も真っ直ぐに、決して神様を離さず、み旨の道を歩んでおられるとすれば、それは福音ではないでしょうか? 私は皆さんにその福音を掴んでいただきたく、このメッセージを書くことにしました。
私はCARPにいた当時から、会議の場でも、会長や事務局長に対しても、自分の考えはハッキリと伝えてきました。今回のメッセージもハッキリと書こうと思いますが、広い心で受け止めてくださればありがたく思います。また、時が切迫しているため、ハッキリと書かざるを得ないということもご理解ください。
顯進様の全祝福家庭に向けたメッセージ
顯進様は最近、韓国に入られ、毎週、礼拝の説教を通して全世界の祝福家庭に向けたメッセージを語られました。7月30日の説教は、すでにYouTubeで視聴することができます。顯進様は強い語調で語られた部分もありますが、かつてCARPで顯進様の投入を受けられた皆さんならば、背後の深い愛を十分に感じてくださると信じています。
「2017年7月30日 韓国祝福家庭特別集会」(38分間)
※ 現在は非公開
この説教の中で、顯進様は非常に重大な警告を発しておられます。それは審判する目的からではなく、真の家庭を復元し、すべての祝福家庭を救済しようとする愛の心情から発せられたものです。
顯進様が逆境の中で築かれた摂理基盤
今は後天時代です。原理的なものが発展し、非原理的なものは沈んでいきます。
顯進様がすべての祝福家庭から「分派」としての扱いを受け、28もの訴訟にさらされながらも、この期間に築かれた基盤がどれ程大きいかを、家庭連合の中では全く知ることができないことでしょう。
簡単に表現すれば、顯進様がどこかの国で大きな大会をしようとすれば、その国が援助して大会を行うことができます。フィリピンでもそうでしたが、これは韓国でも同様であり、マスコミは放映権を争うようになっています。アフリカでは顯進様が忙しくて訪ねることができない国が、どうしても来て欲しいと依頼して強引に年間スケジュールに大会を入れています。顯進様が行けなければ他の代理人であっても来て欲しいそうです。
もしも家庭連合で捉えているように、顯進様が非原理的な立場におられるとするならば、この後天時代において、世の中の人々がこれ程までに顯進様を押し上げようとする理由を理解することができるでしょうか?
ちなみに、日本家庭連合の本部が、公式的なサイトで、顯進様に関連する運動についてどのような表現をしているか、実際の記事(リンク 1、2)をご覧ください。実際には韓国で1000団体近い一般の市民団体が参加して推進されている、南北統一に向けた草の根運動です。保守も革新も共に参加する、頭翼的運動です。それに対する家庭連合の評価がこのようなものです。教派的独善主義の頂点と言えるでしょう。私は恥ずかしさをこらえることができません。皆さんが顯進様に関して聞いてきたことは、本当に事実でしょうか? 今一度、考えてみてください。
お母様の「独生女」信仰は、事実、お父様の有原罪を主張している
最近、お母様によって日本に送られた八名の特別巡回師の中で、現場の訴え(お父様の原罪には触れないで欲しい)があるにも関わらず、お父様の有原罪を示すプレゼンを使用した方がいます。文平來氏です。その方が使用したプレゼンを見れば、お母様は無原罪で誕生し、お父様は原罪をもって誕生されたという主張であることがよく分かります。そもそもお母様の「クリスマス発言」(お父様は原罪あり、お母様は原罪なし)がデマではなく事実であることは、今年の一月、私がブロック長であった時に、実際にある責任者を通して韓国本部に確認していただいたことです。
特別巡回師の派遣に際して、お母様は「独生女」に関する教育をしっかりするように指示をされ、金振春教授に講義をさせたそうです。しかしその内容は明らかにお父様の有原罪を主張しているが故に、現場からの抵抗もあり、実際の巡回では、ほとんどの特別巡回師がそれとは違う内容をプレゼンにして講義しているようです。食口たちには、「お父様とお母様は一体」を教育しながら、中心指導者は誰もお母様の「独生女」主張を真理だとは信じてはいないことが分かります。
今年の5月にベルギーで開かれたCESNUR(新興宗教を研究する学会。CARPのリーダーは拉致監禁問題に関連して聞いたことのある名称ですね)では、統一教会について研究する学会が持たれ、FPA、家庭連合、サンクチュアリ教会のそれぞれから代表者が参加しました。家庭連合の代表の一人であるミックラー教授(UTS/統一神学校)は、そのような公開の場で「お父様に原罪があったと思うのか? 」という問いに「Yes」と答えています。彼はその動画が公開されることを防ごうとしたそうですが、すでに流出しています。じきに公開されるでしょう。
今までも述べてきたように、金振春教授やミックラー教授、文平來氏が公式の場でお父様の有原罪を主張しているのは、もちろんお母様がそれを主張されているからです。(そうでなければ、お母様は彼らをとっくにクビにされていなければならないでしょう。事実はその逆です。)
上の二枚のスライドは、今年の3月29日、金振春教授が元老の方々が集まった場で講義に使用し、7月8日に8名の特別巡回師への講義にも使用したものです。
左側のスライドは表紙ですが、金振春教授の肩書は、天法苑院長、そして天一国学術院共同院長です。つまり、彼は現在の家庭連合ではみ言の最高権威であり、この講義案はお母様のお考えを正確に反映する家庭連合の公式見解です。
右側のスライドの中で、実線は神の血統を表し、点線はサタン血統を表しています。一番左の図はアダムとエバ、真ん中はイエス様と聖霊、一番右はお父様とお母様の路程を表示しています。一番右の図の中で、お父様の生まれる前の血統、そして16歳までの血統は、サタンの血統として点線で表示されていることが分かるだろうと思います。それに対して、お母様はイエス様と同じように独生女確定者として無原罪で誕生されたことになっています。これがお母様の「独生女」信仰の内容です。
次に、下記は文平來特別巡回師が実際の巡回で使用したスライドです。
ここでは、金振春教授のスライドを一部変更し、お父様が誕生されてから16歳までが実線(神の血統)になっています。文平來氏が金振春教授の理論(お母様の主張)が混乱を招くと考え、食口の前に誤魔化そうとしていることが分かります。真理とは、そのようなものではないはずです。これは真理に対する態度ではなく、組織維持や政治的判断です。
原理をよく理解されている皆さんであれば、このような組織の在り方はすでに真理を離れ、理念的に崩壊していることが分かるだろうと思います。統一運動が「カルト」と呼ばれながらでも発展してきたのは、そこに真理があり、正義があったからではないでしょうか? それが無くなったらどうなるのでしょうか?
特に、真のお父様の血統的アイデンティティを否定するとすれば、天はその人や組織を通して働くことはできません。皆さんの歩み、活動内容は昔から変わらずに続いているとしても、信仰の根本にあたる部分が、皆さんが知らないうちに裏返し(お父様とお母様の位置が逆転)になってしまっているのです。
真の家庭はアダムの家庭を蕩減復帰すべき家庭です。エバがアダムを逆主管した現象が再現されたものが、お母様の「独生女」信仰です。是正されなければ真の家庭は完成されませんが、現状では皆さんの歩みは、「独生女」信仰を無言のうちに支持しているのです。
そのように間違った原因を作ってしまえば、結果が間違ってくるのは当然の道理です。皆さんがどのような希望的な報告を聞いているか分かりませんが、家庭連合は危機に瀕しています。いくつかの現象を挙げてみたいと思います。
ヨイド訴訟の判決による壊滅的な賠償
5月末にすでに判決が下されたヨイド訴訟の賠償金(UCI系列のY22に対して)は現時点で一千億ウォンが確定しました。これが今後、少なくとも数千億ウォンまで膨らんでいきます。しかもこれはY22に対する賠償額であり、他の企業に対する賠償額を含んでいません。
日本家庭連合の一年間の献金額がおおよそ300億円(減少傾向)ということですが、その多くは組織の維持で消えています。それを考えれば、数千億ウォンですら、正に壊滅的な額であることが分かるだろうと思います。
この賠償金がなくとも、日本国内でもすでに運営ができない教会が出てきており、以前から準備してきたことかも知れませんが、年末までに300名の人員を削減するそうです。
なぜ、こんなことになったのでしょうか? もともとヨイド訴訟は、お母様によって財団理事長に立てられた、國進様が起こしたものでした。後にお父様は「國進を財団理事長に立てた覚えはない」と、何度も語られたにも関わらず、その人事が覆ることはありませんでした。
このようなことが起こる前に、2006年にすべてを予見された顯進様がお父様に差し上げた手紙を引用します。
このまま放置すると、長期的に見た時、神様のみ旨とお父様が生涯を投入されて磨かれた基盤が、摂理の最終目標に向かって進むことが出来ず、全て崩れてしまうでしょう。
2006年8月10日 真のお父様に送った顯進様の書信
私は今、どうすれば良いのか分かりません。進退両難に陥りました。お父様もご存知の通り、國進は私が最も信頼していた弟です。私が幼い時に興進兄と國進と共に育ってきたではありませんか。私は國進を信じ信頼しました。私は國進がこのように行動するとは夢にも思いませんでした。過去1年間に、このような状況が起こり、私の心情はあまりにも大きな打撃を受けました。今そのように近しく過ごした弟と正反対でぶつかっている状況です。この分裂はお母様が國進を支持したことと共に、お父様が4月に下した決定を覆すなかでさらに悪化しています。
2006年8月10日 真のお父様に送った顯進様の書信
「お父様が4月に下した決定」とは、顯進様が財団の責任者、國進様は副責任者ということであり、それをお母様がお父様には無断で覆されたということです。ですからお父様は國進様を財団理事長にした覚えはないと語られたのです。お父様の指示に背き、原理(世の道理)にも背いた行動の結果が、今日、現れています。神の摂理と関係のない事柄の処理ために、今後も何も知らされていない日本食口の献金の苦労が続く上に、結局は何も成し遂げられずに崩壊に向かうのでしょうか?それを避ける唯一の道は、真の家庭の方々も、すべての祝福家庭も、長子の手を取ることで責任分担を果たす道に戻ることです。
南米摂理の基盤縮小
皆さんが徳野会長の講話で観たVTRの中に、ブラジル教会で申東謀(シンドンモ)という南米大陸会長が顯進様から激しく叱られている映像があったことを覚えておられることでしょう。その申東謀氏は最近、大きな失敗が明らかになり、クビになったということです。
申東謀氏が責任をもっていた、お父様が命がけで開拓された南米摂理の重要拠点であるレダの地が、現在、どのようになっているのか、お聞きになったことはあるでしょうか? お父様の血と汗と涙がしみ込んだ広大な土地の半分(レダで最も良い場所に位置するため、地価だけでも相当な額)が、外部の詐欺師に騙され消えてしまったそうです。その土地を取り戻すための裁判にも、すでに敗訴しています。
これに関して顯進様は、ご自身が追い出された立場であるのに、家庭連合の指導者に気を付けるようにアドバイスをして、助けてあげようとまでされましたが、それを無視したためにこのような事態になりました。
ちなみにサッカーチームのソロカバも、すでに倒産しています。ソロカバを生かそうとすればできたはずですが、それよりも顯進様に対する訴訟に食口の献金が浪費されているのです。
「ブラジル事件」について
申東謀氏という人物が、以前からどれだけ真の家庭の前に、そして神様の摂理を預かる立場として不誠実であり、統一家の分裂を助長していたのか、ということなのです。彼が摂理に反する道を進もうとしていることを知っていたため、当時、顯進様は申東謀氏を兄として厳しく叱りました。それに対して涙で悔い改めるのではなく、顯進様を攻撃する武器としてあの日の映像が用いられました。
皆さんが観た映像は字幕がついていませんでした。徳野会長は顯進様がブラジル教会長に「教会の理事を変更するための書類にサインしろ」と迫ったと言いましたが、英語を聞き取れる人ならば、顯進様は「サインしろ」ではなく、「良心宣言をしなさい」という意味のことを仰っていることが分かります。申東謀氏が顯進様に関して真の父母様に差し上げた報告内容がいかに虚偽であったかということに関する良心宣言です。
メシヤの使命は真の家庭を完成させることです。もしも皆さんが徳野会長の講話の内容を簡単に信じるとすれば、それは再臨摂理がすでに失敗していることを簡単に受け入れることになります。なぜなら真の家庭は最低限、長子が立たれることで完成するからです。
UPFの大会に参加した大統領が、統一運動の土地を没収
パラグアイのフランコ元大統領は、現職であった当時、UPFの大会にVIPとして出席しながら、大統領任期の最後の日に、統一運動の土地を国が没収するという書類にサインをしたそうです。こういうことが起こる原因は、典型的なVIPの「動員」を通して、摂理基盤になり得ない報告と宣伝のための大会を行っているからでしょう。
顯進様は今、家庭連合に対して、南米の別の土地まで奪われかけていることを伝えてあげたということですが、責任者たちはしっかりとお父様が投入された摂理の基盤を守ってくれるでしょうか?
顯進様に対する訴訟は神の摂理とは無関係
顯進様に対する訴訟は、汝矣島であれ南米であれ、主に朴珍〇という祝福二世の弁護士によって主導されてきました。彼が担当した訴訟で良い結果を残したものは一つもありません。もともとレベルの低い弁護士であった彼は、家庭連合幹部によって立派に包装されることで、今もお母様に信頼され用いられています。
彼は祝福二世ですが、若いころから「統一教会を滅ぼしてやりたい」と言っていた人だそうです。この分裂と混乱が発生したころ、顯進様の投入を受けた日本の二世指導者に対して「顯進様について行かないように」と、説得して回った人たちがいます。その一人が朴珍〇氏です。その時彼は顯進様について行ってはいけない理由として「顯進様は堕落した。お母様がそのように言った。お母様が嘘をつくと思うのか」と言ったといいます。
彼の言葉の前半部分はもちろん根も葉もない嘘ですが、後半部分(「お母様がそのように言った」)は本当のようです。ですから彼だけでなく、その話を信じた史吉子先生も韓国全土で「顯進様は堕落した」と語って回りました。
私も当時、今は松濤本部に勤めている一人の同僚から、同じような話をこぼれ聞きました。私が彼に「誰がそんなことを言っているのか? 」と聞いたところ、彼は「そういう事情が分かるお方です」と言い、完全なデタラメだとも思っていない雰囲気でしたが、私は今になって事情が分かってきました。それは朴珍〇氏が日本に来て語った嘘であり、お母様(そういう事情が分かるお方)が発信されたものでした。このようにして顯進様は人間としての尊厳までも傷つけられてきましたが、それでも誰よりもお母様を愛しておられます。
ともかく、顯進様に対して朴珍〇氏のような弁護士が主導している多くの裁判は、その動機からして神の摂理とは全く無関係だと言えるでしょう。また、その結果はこれまでも27連敗という惨憺たるものでした。ヨイド訴訟に関しても、朴珍〇氏は「勝てる」としきりに宣伝して来ました。ところが完全に敗訴した上に、彼が損害賠償額を引き下げようと上告を繰り返すことで、最高裁判所は、Y22が請求した損害賠償額より、さらに多くの損害賠償をUC財団が支払うという判決を下したのです。
家庭連合は今後も彼を信頼し、すっかり全てが無くなってから、メシヤの長子を迫害することが、メシヤを迫害することと同様に恐ろしいことであったことに気が付くのでしょうか?
無知には完成はない
今回、私はこのメッセージを通して、皆さんの気分を害すること、聞きたくないことを書いたかも知れません。私の心情が幼く、また、筆が足らなかったとすれば申し訳なく思います。私は、数か月前までと同じように、皆さんが今も純粋に、そして熱心に歩まれていることを知っています。
しかしながら、今、私たちの運動に何が起こっているのかを正しく知ることなしに、神の摂理の方向性を知ることはできません。
今回、私が伝えた内容はごく一部に過ぎませんが、皆さんはとても酷い情報封鎖や情報操作の中におられると思いませんか? 核心リーダーである皆さんがこれらの情報を知らなければ、運動内の誰が知っているのでしょうか?
ルターが起こした宗教改革は、限られた聖職者だけでなく、すべての人が真理を学べるようにしたものです。また知識や情報が啓蒙されることで、より多くの人が正しく自由意志を行使できるようになるのが、神の摂理の基本的な方向性です。情報封鎖や情報操作は神の摂理に逆行しており、組織の末期的症状です。まずは情報を知り、原理的判断を通して自らの行動を決定するのが、一人一人の責任分担です。
神の摂理を長子が守られた
実の家族と祝福家庭全体から人格殺人を受けながらも、顯進様は、今まで築いてこられた基盤の上に、再びお母様に立っていただくために歩んでこられました。また家庭連合の指導者が真の家庭の破壊に加担した罪を負っていても、再び迎えようとされています。もしもお母様が顯進様を受け入れてくだされば、お母様はこれまでよりもはるかに多くの人々から尊敬を受ける立場に立たれるでしょう。
顯進様がどれほど素晴らしい家庭(「真の家庭」と呼ぶにふさわしい家庭)を築いておられるか、皆さんはご存じないと思いますが、知ればとても希望を感じられるに違いありません。顯進様のご長男は、今や1998年に立たれた当時の顯進様と同じ年齢になられ、顯進様はお祖父さんになられています。
以前、顯進様から「統一教会(組織)があっても、真の家庭がなければ、何の意味もない。しかし真の家庭さえあれば、統一教会(組織)はいくらでも作ることができる」と教えていただいたことを、覚えておられますか? 今、そのようなことが現実になっています。
南北統一を通して神の国を建設しようとされた神様と真の父母様の願いは、顯進様を通して、必ず実現されていくことでしょう。今や顯進様の家庭が立派に立たれ、その活動基盤は、混乱が起こる前の統一運動を遥かに超える規模とレベルで展開されています。
FPAには、多くのクリスチャンやその他の宗教圏の方々が連結されようとしています。恐らく今後、世界中の祝福家庭を合わせたよりも多くの人がつながって祝福を受けていくでしょう。「後の者が先になり、先の者が後になる」という言葉の通りです。ですから、「顯進様は世界的に活動されているが、食口は少数だ」と考えたり、「顯進様の活動は外的なものであり、本質的でない」と考えたりするのは全く正しくありません。今年の12月2日には、韓国でFPAの創設大会が行われますが、そこにどのような方々が参加するのかを知れば、驚かれることでしょう。
遅かれ早かれ、すべての祝福家庭も再び顯進様と共に行くようになるはずです。そうならなければなりません。「どちらにつくか? 」という問題ではありません。「長子と共にみ旨を成すか、成さないか」です。私は正直に言って、FPA創設大会の場には皆さんもCARPのメンバーたちを引き連れて参加されるべきだと思っています。
天は、私たちをありのままに扱う
冒頭で語ったように、今は後天時代です。顯進様は今回(7月30日)、以下のように表現されてます。
私が子供たちを教育する時、基本的にこう言います。自然はあなたを、あるがままのあなたとして扱うのであり、あなたが考えるあなたとして扱ってはくれません。天も同じです。天も、あなたを、あなたが考えているあなたとして扱うのではなく、ありのままのあなたとして扱うのです。原理に基づいて。真理にもとづいて。堕落人間は、虚勢を張って自分をごまかしたりしますが、それは天にとって何の意味もありません。天は皆さんをありのままの皆さんとして扱うでしょう。あなたが考えるあなたとしてではなく。
教会指導者と、特に先輩家庭に対して改めて警告します。本当に、嵐が迫って来ています。私は「大自然の力」です。今は終末です。お父様が平和メッセージで警告しておられるように、驚くべき解放と釈放の時であると同時に審判の時でもあります。皆さんはどこに立つのですか。中間位置はありません。特に今、私が私の家族の生死について話していますが、今、お父様を真に解放してさしあげることができる唯一の人は誰でしょうか。今、お母様を解放してあげられる唯一の人が誰でしょうか。今、私の家族を解放することのできる唯一の人が誰でしょうか。一人しかいません。神様は歴史を通して働かれます。統一教会が私を破壊しようとしても世界が私を持ち上げようとしているのには理由があります。誰が滅ぶと思いますか。私が? 「大自然の力」の妨害をする人は誰でも、完璧に粉砕されるでしょう。
三大王権という言葉の意味は、神様が過去の王、父母は現在の王、長子は未来の王であるということです。現在の王が聖和されれば、長子が現在の王になります。家庭連合組織は「父の次は母だ」と主張するかも知れませんが、それとは無関係に、神様はこの地上の中心人物を通して働かれています。
そのことは、今や現象を通して理解できるようになっていますが、時間が経つほどにさらに明らかになるでしょう。しかしそうなった時には、「独生女」を主張されるお母様(お父様の血統を否定されるお母様)は、もっと酷くご自身を破壊されてしまいます。
家庭連合のトップリーダーの中に「お母様がこんなになられてしまったのは、顯進様が出て行かれたからだ」と考えている方々がいるようです。その方々は顯進様が真の家庭を守るために家庭連合を去られた事情をよくご存じないようですが、それでも「お母様がこんなになられてしまった」という理解はあるようです。トップリーダーが、公の場で皆さんに語ることと、本音は違います。皆さんはいかがでしょうか? 分かっているのに、これからもじっとしておられるのですか? 皆さんは若き指導者として重要な摂理的使命を持っておられるのではないでしょうか。
時間がありません。今や摂理的長子である顯進様を除いて、お母様を解放できる方はいらっしゃいません。ぜひ、直接動画をご覧になり、顯進様の心情に接して、希望を持っていただきたいのです。そして良心の声に耳を傾け、勇気ある決断をされ、今後の摂理を担ってくださることをお祈りしています。
2017年8月18日
CARP北日本ブロック長 Yoshioka Shunsuke