11.11メッセージ関連の記事が続いたので、「お母様のことをこれ以上悪く書かないで!」と感想を抱かれる読者もおられるかもしれません。
1960年の聖婚以来オモニは、52年という長い期間をアボジに添い遂げました。
「夫婦の間でしか推し量れない事情もおありだろうから、お母様がいまになって複雑な心中を吐露されるのなら理解しましょう・・・」
世俗の夫婦であれば、このような思いやりもまたありなのかもしれません。
しかしその優しさを神様が喜ばれ、オモニを幸せにすることにつながるのでしょうか?

「分派」と呼ばれる私たちは、オモニを裏切って罰当たりな発言ばかりしていると思われています。
石像除幕式と11.11メッセージは、天宙史的葛藤の内幕が暴露されてしまった出来事でした。
それでも私たちは、「そら見ろ、やはり顯進様を支持した私たちが正しかったのだ」と、喜んで記事を書いているのではありません。

 

はじめから顯進様の願いは、オモニを呪ったり貶めることではありませんでした。
1993年にオモニ自らが世界巡回して宣布されたように、文鮮明・韓鶴子夫妻が「人類最初の真の父母」であることは事実です。
しかし「最初の真の父母、最初の真の家庭」の完成は、宣布によって無条件で実現する「自動的摂理」ではありませんでした。

神様王権即位式を経て、真の父母の聖婚式は蘇生(1960年)、長成(2003年)、完成(2013年)の三段階で完成すると説明されました。

生前のアボジのどのみ言葉を探しても、基元節を前に聖和する神様の計画はありません。
アボジが基元節を目前に忽然と聖和されたことは、天宙史的な大事件だったのです。
まさにそれを裏付けるかの如く、オモニはこう仰いました。

お父様は聖和なさる前にすべて成したと言われた。ところで何をすべて成されたでしょうか?真の父母の責任は、地上で天の父母様に侍らなければなりません。侍る生活を人類の前に見せてあげなければならない。(清平修練苑, 2020.11.11)

神様のみ旨が絶対である以上、完成期の聖婚式はどのようなかたちでも奉献されないといけませんでした。
ところがオモニによって予定通り実施された基元節は、オモニお一人で挙行された「独生女戴冠式」とでも呼ぶべき儀式でした。

この日は祝福家庭にとっては入籍祝福式という意義があったのですが、「霊界のお父様と地上のお母様が完成期の聖婚式を挙行されます」と言う説明はありませんでした。

家庭連合-教理研究院の嘘

あるブロガーにこの件を質問したら、「お母様はお父様の操り人形ではないのだから、ご自分のお考えに従って基元節を奉献なさるのは構わない」との回答を頂きました。

世俗の夫婦であれば、52年間添い遂げた妻が夫の死後、ファミリー事業を継承して陣頭指揮を執ることは普通にあることです。
夫と妻の経営方針が違ったところで、最後は「生きている人間のための事業」という考えから認められます。
そういう観点では私の指摘は「み言葉に縛られた律法学者」のようでもあり、生きておられるオモニのお気持ちの方が大切だという意見も一理あるでしょう。

 

「お母様はお父様の操り人形ではない」という観点は、人間の責任分担を考える上でとても大切です。
「霊界のお父様と地上のお母様は一つ」とは、アボジが霊界から憑依して、オモニを意のままに操ることを意味しません。

頑なな食口にそのことを気付かせて下さっただけでも、11.11メッセージの意義はありました。
アボジの生前からオモニには恨(ハン)があり、「50年語れなかった秘密」をいまようやく公表なさることができたのですから。

 

再臨主に52年添い遂げる責任の重さは、常人に理解できるものではありません。
オモニへの批判など、口にするだけでも天罰が下るのではという恐怖心から、あからさまな拒絶よりも黙認を選ぶ食口も多いようです。
「ともかくお母様は52年間お父様を支えて来られた、そのお辛さが私たちなどに推し量れるはずがない、ただ生きて基元節を開いて下さった、それだけで十分ではないか!」

 

ずっと「お母様だけが正しい、お母様だけを信じよう」と”軌道修正”してきた食口にとって、いまはジェットコースターのようにどこに連れて行かれるか分からない不安な期間です。

まかり間違えば統一原理自体を否定しかねないいまだからこそ、人生を捧げて追求したこの道がいまどうなっているのか、霊的生命を掛けて祈り求めるべきでしょう。

「お母様のご苦労を配慮した判断をしよう」という人間的優しさが、神様のみ旨と一致する保証はどこにもありません。

そして何より、オモニ張本人を幸せにして差し上げる決断は何かという観点を、大切にして頂きたいのです。

過去記事
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